年アド3級 年金資格

年アド3級技能応用1 老齢年金の受給要件 技能応用最難問の攻略法

投稿日:2018年9月24日 更新日:

メモ

この記事は2019年春向けのものです

過去の出題傾向からシモムーの感想

老齢基礎年金と特別支給の老齢厚生年金(特老厚)の支給要件に関する知識が出ます。

一見、大したことがなさそうなテーマなんですが・・。

ナメてかかると痛い目に遭います。

個人的には技能応用の最難問と思っています。

ですので、私はこの問題は相当慎重に解くようにしています。

楽勝!と思って解いたらミスしたことがあったり、

2016秋は正解が出なかったので焦ってパニックになったことも。

2017春はどうしても第3号被保険者期間の数字が出てこなかったり・・。

そして2018秋は再び答えが出なくて時間切れ。

正直言ってこの問題は10年くらい前に比べて大幅に難化しています。

基本的な出題内容は変わらないのですが、細かい部分で意地が悪いです。

生年月日を1日生まれの人で出題したり、妻が年上のケースで出題したり、共済組合に入っていたり、とにかく容易に得点させないような意地悪な設定が随所にされています。

大事なのは引っ掛けのポイント(トラップ)を意識すること。

あちこちのトラップは決まっているのでそこをくぐり抜ければ大丈夫。心配要りません。

ここ注目!ここがポイントだ!

この問題共通の2つのポイント

当たり前のことを当たり前に

技能・応用問題は「誤り」を探せ、「正しい」ものを探せが固定されていません。

必ずどちらの質問をしているのか、問題文の要求に印をつけてから開始してください。

私の場合は、「誤っているものは」という部分に大きく丸をつけてから開始します。

基本知識問題を終えて恐らく多くの人がこの問題から技能・応用に入っていくことでしょう(私はあまのじゃくなのでこの問題は後回しですが)。

今まで基本知識で「誤り」を探す問題ばかりでしたからそのままの感覚で突入すると危ない。

今一度、問いに対して答える姿勢を作ることを意識してください。

当たり前のことを当たり前にできないと合格は遠のきます。

加入月数を正確に出せないと正解できない

加入月数の正確なカウントの仕方をマスターする必要があります。

正直言って年金機構の端末には加入月数が表示されるので手で数えさせてそれが正解不正解に結びつくのはのはいかがなものかと思います。

が、やむをえません。

長年かけて編み出したシモムー解法テクニック2から4を参照してください。

こんな年金制度の本質とは無関係のところで失点するのはもったいないです。

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前半:受給資格期間 4つのポイント

受験生を引っ掛けさせる4つのトラップポイントをご紹介します。

これらを意識しながら事例を見ていけば絶対に得点できます。

トラップ1 20歳になったのはいつか60歳になったのはいつか確認!

厚生年金の加入が20歳前からあり、20歳をまたいで加入している事例がほぼ確実に出ます。

また、

高齢者が定年後も継続勤務するご時世を反映して、60歳をまたいで加入する事例も出ます。

とすれば、

  • 20歳前は合算対象期間になり保険料納付済期間にはならない
  • 60歳以降は合算対象期間になり保険料納付済期間にはならない

これが大事。

生年に20(60)を足して、被用者年金の被保険者になっていないかどうかを確認するだけです。

登場人物の

20歳時60歳時に目を光らせる

これが1つ目のトラップ。

2018秋試験では、1日生まれの方の保険料納付済期間を判定させる問題でした。

1日生まれは前月末日に20歳到達ですから、誕生月の前月から月数をカウントしないといけません。

私はここで引っ掛かってしまい、敢え無く撃沈。

やっぱりこの問題は相当な難問です。

トラップ2 結婚した時期をハッキリさせる!

夫と結婚したが、旧法時代で妻は未加入だったという事例が必ず出ます。

とすれば、

  • 結婚相手(夫)が被用者年金に入っていれば合算対象期間になる
  • 結婚の未加入期間のみが合算対象期間になる

この2つの引っ掛けに注意。

特に2つ目、未加入期間の途中で結婚する事例が出ることがあります。

その場合は、婚姻後の未加入期間のみをカウントしないといけません。

必ず

結婚時期に目を光らせる

これを意識です。

また、

2017秋、2018秋はさらにひねってきました

この未加入期間になるところを敢えて任意加入して、しかも滞納するという事例で出してきました。

昔はこの期間は単なる滞納期間でしたが、今はカラ期間としてカウントしてくれます。

回を追うごとに色々なトラップを登場させてくるのがやっかいです。

トラップ3 第3号被保険者になった時期をハッキリさせる!

第3号被保険者の期間はいつかという出題が必ずされます。

とすれば、

  • 結婚相手(夫)が被用者年金に入って国民年金の第2号被保険者であること
  • 第3号被保険者制度は昭和61年4月からの仕組み

の2つで引っ掛けを作ってきます。

  • 昭和61年4月から当然第3号になっているはず(実際は夫が第2号になっていないのに)
  • 結婚したんだから全期間が第3号になっているはず(実際は昭和61年4月前の結婚なのに)
  • 妻が60歳になるまでは当然第3号が続いているはず(実際は妻が60歳前に夫が2号でなくなっている)

これらの思い込みを完全に捨て去ってください。

2016春は引っ掛け2つを両方合わせてトラップを作ってきました。

2016秋、2018春、2018秋は妻が第3号被保険者になったあとに、夫は転職して1号の期間を間に挟ませています。

その期間は当然第3号被保険者にはなれません。

2017春は夫が転職して1号の期間があり、加えて、妻が60歳になる前に夫が第2号被保険者でなくなっています。

2017秋・2018秋は60歳直前で夫が65歳になる(受給資格を満たす)ことで第2号被保険者でなくなる事例でした。

第3号被保険者期間については、2つのトラップを意識しつつ、

夫と妻の加入歴を時系列で作図する

これが大事です。

図を作ると、3号になるかならないかハッキリします。

私も2017春は頭の中で考えているだけでは答えが出ず、図に書いたらわかったという経験をしました。

そこで、2017秋からは夫婦の加入歴を時系列にすることを心がけて、難問を突破できました。

参考までに私が試験会場で書いた図をアップしておきます。

私がどれだけ慎重にこの問題に取り組んでいるかおわかりいただけると思います。

2018春

(クリックで拡大)

2018秋

(クリックで拡大)

注:2018秋は妻28カ月が間違えています → 正しくは29カ月

トラップ4 誕生日が1日生まれかどうかをチェック!

1日生まれの事例で難しくする事例が出ています。

とすれば、仮に第3号被保険者の被保険者期間で考えると

60歳到達月の前月までですから、誕生月の前々月までが被保険者期間となる

1日生まれに目を光らせて被保険者期間のルールをきっちり当てはめるのが大事です。

(ただ、トラップ3で妻60歳になる前に3号喪失になることが最近の傾向です)

また、2018秋では保険料納付済期間で同様のトラップがありました。

20歳誕生月の前月から保険料納付済期間となる

これも頭にいれておきましょう。


以上の4つのほぼ全てで確実に引掛けを作ってきます。

これらの引っ掛けがあるというのが最初にわかっているだけでも有利です。

確実にものにしてください。

(下に続きます)

後半:支給開始年齢、加算開始年齢 2つのポイント

この問題は3つのことがポイントになります。

  • 60歳台前半の老齢厚生年金の受け取り開始年齢はいつか
  • 振替加算はいつから加算されるか
  • 1年以上の厚生年金の被保険者期間があるか

それぞれの注意すべきポイントを解説します。

1 支給開始年齢は暗記するしかない

男女別の支給開始年齢を暗記する必要があります。

暗記が嫌いな私の覚える方法はシモムー解法テクニック1を参照してください。

既にご紹介したことがあります。

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2 妻が年上かどうかをチェック!

振替加算が加算される時期がいつなのかを判定させる肢が必ず出ます。

この時に妻が年上かどうかをチェックです。もし年上であれば

  • 夫に加給年金額は加算されない
  • 振替加算は妻が65歳到達月の翌月から加算されるわけではない

となります。

これだけで正解の肢を絞れるはずです。

3 1年以上の厚生年金の被保険者期間があるか

特老厚の受給要件は以下の3つが必要です。

  • 受給資格期間を満たしている
  • 厚生年金の被保険者期間が1年以上ある
  • 支給開始年齢に達している

そして、「妻:報酬比例部分は、60歳から支給される。」という形で出題されます。

とすれば、当然受給要件は満たした上で、”何歳からもらえる?”ときいていると思い込んでしまいます。

そうではありません。

そもそも、厚生年金への加入が1年も無いというとんでもない引掛けを作ってきます。

作っている人は相当意地が悪いと思います。

2016秋はこの点で引っかかりそうになりましたが、一旦問題から離れて見なおしてみたところ、1年要件を発見することができました。

今後も注意です。

あまりに基本的過ぎるからこそ、落とし穴にハマる可能性があるからです。

4 加算開始事由に該当した翌月分から支給開始

加給年金も振替加算も加算開始のタイミングは65歳に達した日です。

この加算開始事由に該当したら、その翌月分から支給が開始されます。

2018秋はこの点をシビアに突いてくる問題でした。

1日生まれになると、誕生月から加算開始ですのでここでも1日生まれに注意です。

まとめます

難易度の高いこの問題。

引っ掛けのトラップポイントを意識して慎重に解く必要があります。

前半のチェックポイント

  • チェック1 20歳になった時期
  • チェック2 結婚した時期
  • チェック3 第3号に該当するか、夫第2号昭和61年を意識しつつ事例列の作図
  • チェック4 1日生まれか

後半のチェックポイント

  • チェック5 振替加算 妻が年上かどうか
  • チェック6 特老厚の要件 厚年被保険者期間が1年以上あるか
  • チェック7 加算は翌月分から

これらのチェックすべきポイントを全て指差し確認して慎重に判定してください。

私は時間の余裕を持たせて、比較的最後に取り組んでいます。

ラクな問題には時間を掛けず、難問は最後に回して時間という戦力をたっぷり投入して得点に結びつける

これが私の秘訣です。

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年金アドバイザー3級試験に初受験から2018年秋まで13回連続90点以上で合格中。満点は3回。個人賞は5回受賞。試験に対する考え方・勉強方法について絶対の自信を持っている。

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