年アド3級 年金資格

年アド3級基本5 国民年金の被保険者 3号を押さえるだけ?の法則とは

投稿日:2018年7月23日 更新日:

メモ

この記事は2018年秋向けのものです

何が出題されている?

出題形式:誤っているものを選択

国民年金の第1号から第3号までの強制被保険者および任意加入被保険者の要件が問われます。

テーマ自体が誰でも勉強しているもので、かつ、内容も難しくはないので必ず得点できないとまずいです。

正解になる知識は結構偏りがあったんですが、2017春から聞いたことがない知識が正解になりました。

なんとなく、これまでの正解のルールを敢えて変えようという雰囲気が感じられます。

過去9回の正解となった知識

  • 2018春 老後の年金を受け取る条件を満たした第2号被保険者が65歳になるとその被扶養配偶者は第3号でなくなる
  • 2017秋 第2号被保険者が厚生年金の被保険者でなくなれば第3号は第1号被保険者への種別変更届が必要
  • 2017春 在外邦人も60歳以上の任意加入被保険者になれる
  • 2016秋 老後の年金を受け取る条件を満たした第2号被保険者が65歳になるとその被扶養配偶者は第3号でなくなる
  • 2016春 第3号の扶養認定の際に障害基礎年金は年間収入として評価される
  • 2015秋 老後の年金を受け取る条件を満たした第2号被保険者が65歳になるとその被扶養配偶者は第3号でなくなる
  • 2015春 第3号の扶養認定の際に障害基礎年金は年間収入として評価される
  • 2014秋 国内居住の20歳以上60歳未満の障害基礎年金受給権者は第1号被保険者となる
  • 2014春 第3号の扶養認定の際に障害基礎年金は年間収入として評価される

こうしてみると、”国民年金の被保険者”がテーマですが多くは”第3号被保険者”の論点を中心に出題がされます。

5肢のうち3肢程度も並んでいます。

まずは3号の論点から確実に押さえていくことが大事です。

出題傾向から年金制度を考える

正解となる頻度の高い3つの知識を解説します。

扶養されているかどうかという視点で収入要件を考える

第3号被保険者になるためには第2号被保険者によって生活を頼っている状態でなければなりません。

この「生活を頼っている状態」=扶養されているかどうかは医療保険である健康保険の被扶養者かどうかが問題となります。

加入している健康保険によって認定ルールに多少の違いがありますが、年収が130万円未満であることはどこでも要求されます。

年収が130万円以上であれば、配偶者に生活を頼っている状態ではない=自立できていると判断して扶養の認定は受けられません。

逆にいえば、

自立するためには、その収入が継続的なものでなければなりません。

障害年金はもちろん、遺族年金や雇用保険の失業給付は継続的に受け取るお金なわけですから、それらを含めて扶養か否かの判断がされます。

ポイントとなるのは継続的に得られるものかどうかという点です(失業給付は期間が短いですが継続的と判定されます)。

ですので、一時的にもらったものは収入には判定されません。

宝くじの当選金はその代表例です。

障害基礎年金をもらっていても強制被保険者になるのは当然

障害基礎年金をもらっていても、条件に合えば国民年金の強制被保険者に該当します。

形式的には定義上、障害基礎年金をもらっていることを理由とした除外がないから。

実質的に考えてみると、仮に「自分の意思でどうぞ」として加入しなかった場合、老齢基礎年金や遺族基礎年金の保障を受けられない不都合が生じます。

障害基礎年金は症状が改善すれば受け取れなくなる可能性がある。

だから、

老後に備えて老齢基礎年金の保障を受けられるようにする。

ですから、強制被保険者にさせる意義があります

ただし、第1号被保険者の場合は保険料の免除が受けられます。

収入に関係なく法定免除となります。

また、障害基礎年金の受給者ではなく、遺族基礎年金の受給者の場合は第1号か?という出題がありますが同様に考えるだけです(2018春はこの形でした)。

(下に続きます)

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第3号被保険者は第2号被保険者あっての立場

定番の出題として、第2号被保険者と第3号被保険者との関係があります。

2017春秋は正解にはなりませんでしたが、しっかり出題はされています。

2018春は見事正解になりました。

正解になるならないに関係なく、ここでその内容をしっかり押さえておきましょう。

まず、

第2号被保険者は受給資格期間を満たせていれば65歳で資格を喪失します。

 

(クリックで拡大)

その時に、3号はどうなるかという出題です。

ただ、この場合でも70歳に達するまでは厚生年金の資格は継続します。

あくまで、国民年金における現役の立場を卒業するということ。

これはなぜかというと、

国民年金の被保険者にさせておく意味がないからということです。

考えてみてください。

受給資格期間を満たしているなら65歳で老齢基礎年金の権利が生じます。

この年金は働いていても減額は無いですし、このまま国民年金上の被保険者を続けても保険料納付済期間にもならない。

第2号被保険者は20歳未満と60歳以上は保険料納付済期間になりません。

だから、国民年金上は現役の立場から退いてもらうということなんです。

逆に言うと、受給資格を満たせなければ第2号被保険者は続きます。

 

(クリックで拡大)

そして、

第2号被保険者でなくなれば連動して第3号被保険者も資格喪失

第3号被保険者は第2号被保険者の被扶養配偶者であることが要求されるから。

下の図では種別変更後、60歳までの2年間は第1号被保険者になります。

第3号被保険者はあくまで第2号被保険者あっての立場であることを理解します。

 

(クリックで拡大)

2016秋試験ではちょっとひねった形の出題でした。

”特老厚受給中の65歳未満の厚年被保険者の披扶養配偶者は60歳未満でも3号にならない(誤り:65歳未満だから、なる)”というもの。

特老厚受給中ということは、受給資格期間を満たしているということ。

ですから、2016秋の設問の人が65歳になったら、配偶者は3号終了となりますね。

今回はこれが答えになる!

正解がランダムなので正解の予想は無理そうです。

ただ、過去の正解になる知識は多くが第3号被保険者に関するものばかり。

したがって、予想はできないまでも、第3号被保険者に関する論点は確実に押さえておく必要があります。

これまでの正解になった知識のうち、第3号関連は以下のとおり。

  1. 第3号の扶養認定の際に障害基礎年金は年間収入として評価される
  2. 老後の年金を受け取る条件を満たした第2号被保険者が65歳になるとその被扶養配偶者は第3号でなくなる
  3. 第2号被保険者が厚生年金の被保険者でなくなれば第3号は第1号被保険者への種別変更届が必要

前回の予想では、

シモムー
3は正解になったばかりですから、1と2が危ない。

結局、2が正解となりました。

今回は1が正解になりそうだと予想しておきます。

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年金アドバイザー3級試験に初受験から2018年まで12回連続90点以上で合格中。満点は3回。個人賞は5回受賞。試験に対する考え方・勉強方法について絶対の自信を持っている。

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