年アド3級 年金資格

年アド3級基本12 厚生年金保険の標準報酬制度 ボーナスか通勤か2つに注意せよ

投稿日:2018年8月4日 更新日:

メモ

この記事は2018年秋向けのものです

何が出題されている?

出題形式:誤っているものを選択

社会保険制度で採用されている標準報酬全体の知識が問われます。

定時決定や随時改定等の標準報酬月額を決定・改定するルールも選択肢に並んでいるのですが、これらが正解になることはあまりありません。

過去9回のうち、2回のみ定時決定のルールが正解になっただけ。

他の7回は2つの知識が正解を争っています。

それは標準賞与額に関するものと通勤手当に関するもの。

この2つさえ押さえておけばどっちかが正解となる可能性が高いです。

過去9回の正解となった知識

  • 2018春 定時決定で対象となる報酬は4月から6月に受けたもの
  • 2017秋 標準賞与額は賞与額の1000円未満を切り捨てた額
  • 2017春 標準賞与額の上限は月あたり150万円
  • 2016秋 標準賞与額は賞与額の1000円未満を切り捨てた額
  • 2016春 通勤手当は全額が標準報酬月額の対象となる
  • 2015秋 定時決定で対象となる報酬は4月から6月に受けたもの
  • 2015春 通勤手当は全額が標準報酬月額の対象となる
  • 2014秋 標準賞与額は賞与額の1000円未満を切り捨てた額
  • 2014春 標準賞与額は年3回までの賞与が対象となる

結局、過去9年の内訳は、

  • 標準賞与額
  • 通勤手当
  • 定時決定

この3つだけ。これらを徹底的に押さえます。

出題傾向から年金制度を考える

正解となる3つを1つずつ解説してみましょう。

押さえるべき3つの標準賞与額の知識

賞与額の1,000円未満の端数切捨て

標準報酬制度は保険料と将来受け取る年金額を算出する基礎として使われるキリの良い額のこと。

事務処理の正確化と簡略化を図るためにあります。

とすれば、

定期的に受け取る報酬月額と同様、ボーナスについてもキリをよくして届出することになります。

1000円未満端数切り捨てというルール。

これを「10,000円」とか「100円」として正解を作ってきます。

2017秋は「10,000円」で正解となりました。

4カ月ごと年3回までの賞与が標準賞与額の対象

賞与というくらいですから、頻繁に支給されるものではない。

逆に、頻繁に支給されるものであれば報酬月額に組み込む。

制度はそのように考えています。

ではその境目はどこにあるか。

年3回まで支給される賞与が標準賞与額の対象となります。

4回以上の支給があるなら、報酬月額として評価。つまり、標準報酬月額の一部になります。

この肢もほぼ毎回登場。

正解になる場合もあるので、年3回なのか年4回かをしっかり区別します。

標準賞与額の上限は150万円/月あたり

標準報酬制度は将来受け取る年金額にも影響するので年金財政への配慮から上限が決まっています。

それは月あたりで150万円。

1カ月で複数回支給されても、150万円で打ち止めです。だから”月あたり”。

2017秋と2018春は2回連続で「同一月に2回に分けて」という出題がされました。

2回合わせて月150万円が上限です。

健康保険の仕組みでは年度累計で把握されるのは医療保険の別記事で解説したとおり。

年アド3級基本4 医療保険・介護保険 押さえるべきは「数字」の理由

メモ この記事は2018年秋向けのものです 目次1 何が出題されている?1.1 過去9回の正解となった知識2 出題傾向から年金制度を考える2.1 医療費の自己負担割合を年齢別で暗記する2.2 平成28 ...

続きを見る

数字と月あたりってところが健保との違いですね。

(下に続きます)

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通勤手当は標準報酬月額の対象か?

対象になります。

なぜなら、”報酬”に該当するからです。

報酬とは”労働の対償として受け取る全てのもの”

交通費が労働の対償と言えるのか疑問に思うかもしれません。

これはこんなふうに考えます。

支給義務の無い通勤手当を敢えて会社は支給する

労働者は交通費を払わずに済んでいる

従って報酬である

という扱いです。

会社が交通費を払わなくても違法ではないですよね。

派遣で働く場合に交通費は出ないなんてことをよく耳にしますし。

では、通勤手当として交通費が支給された場合それが全額報酬になるのか?

なります。

一定額までは非課税になる税金の話と混乱させたいのでしょうか。

これを「一定額までは」「対象とされない」と正解を作ります。

定時決定は3カ月平均で年に1回見直し

定時決定は1年に1回、4月から6月の3カ月間に受けた報酬の月平均額から標準報酬月額の見直しをするイベント。

過去の傾向では、この知識は選択肢には並んでいるのですがあまり正解にはなりません。

正解になる場合は、月平均の範囲を違う数字にして正解を作ります。

例えば、2018春では「6ヵ月間に受けた報酬の月平均額」として正解となりました。

いつからいつの報酬の平均を取るかに着目して押さえます。

今回はこれが答えになる!

このテーマは、標準賞与額の3つを押さえておくことが大事。

  • 賞与額の1,000円未満の端数切捨て
  • 4カ月ごと年3回までの賞与が標準賞与額の対象
  • 標準賞与額の上限は150万円/月

そして、

通勤手当は全額が標準報酬月額の対象となる

以上を押さえておけば、いずれかが正解になるはずです。

前回の予想では、

シモムー
今回は、3連続の賞与の後ですから、通勤手当が怪しいぞと睨んでいます。

残念ながら久しぶりに定時決定の知識が正解となりました。

とすれば、今回こそ標準賞与額か通勤手当のどちらかのはず。

この2つを徹底的に押さえておきましょう。

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シモムー3級モード

年金アドバイザー3級試験に初受験から2018年まで12回連続90点以上で合格中。満点は3回。個人賞は5回受賞。試験に対する考え方・勉強方法について絶対の自信を持っている。

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