年アド3級 年金資格

年アド3級基本16 振替加算 正解になる知識3選を押さえよ

投稿日:2018年8月12日 更新日:

メモ

この記事は2019年春向けのものです

何が出題されている?

出題形式:正しいものを選択

老齢基礎年金の基本年金額に加算される振替加算に関する支給要件や金額について問われます。

最も特徴的なのは”正しいものを選ばせる点。

どういうわけか、このテーマはかなり昔に遡っても”正しい”ものを選べで出題されています。

5択で正しい肢を1つ選ぶわけですから、4つの誤りを判定しないといけません。

ですから一般的には「誤った」ものを選ぶより「正しい」ものを選ぶ問題は難易度が高くなるはず。

しかし、全くそんなことはありません。

ひねった内容もないので確実に得点したいところです。

過去10回の正解となった知識

  • 2018秋 加算額は受給権者の生年月日に応じて決まっている
  • 2018春 自身が240カ月以上の老齢厚生年金を受給できる場合は加算されない
  • 2017秋 満額の老齢基礎年金を受給できる場合でも、加算される
  • 2017春 老齢基礎年金を繰下げしても振替加算は増額されない
  • 2016秋 昭和41年4月2日以後生まれの者には、加算されない
  • 2016春 満額の老齢基礎年金を受給できる場合でも、加算される
  • 2015秋 老齢基礎年金を繰下げしても振替加算は増額されない
  • 2015春 昭和41年4月2日以後生まれの者には、加算されない
  • 2014秋 老齢基礎年金を繰下げしても振替加算は増額されない
  • 2014春 満額の老齢基礎年金を受給できる場合でも、加算される

ご覧のとおり、2018春秋を除いて3つのテーマでのみ正解になります。

つまり、この3つのテーマでヤマを張れば正解は確実。

しかも、連続で同じテーマが答えになることはありませんから、残り2つのテーマで答えが見えてきます。

ここ2回は常連ではない知識が正解になっていますが、3テーマは必ず選択肢に並んでいますから消去するためにもこの3つは重要です。

出題傾向から年金制度を考える

過去10回でいつも正解となっている3つの知識を解説してみましょう。

老齢基礎年金を繰下げしても振替加算は増額されない

振替加算は制度上不利益を受ける方に対する、年金額の補填です。

具体的には、

任意加入の時代が長い人ほど強制加入時代(昭和61年4月以降)が短くなり、老齢基礎年金の基本年金額が少なくなる方が対象です。

より具体的には、

その時代、自分の意思で加入することを許された当時の専業主婦がターゲットです。

そして、

その金額は65歳から通常通りに受け取ることを前提にした生年月日別による理屈上のもの。

(老齢基礎年金の受給権者である妻の生年月日で金額が変わります)

ですので、

繰上げしたからといって早めに受け取ることはできません。

繰下げしたからといって増額させることはしません。

結局、

繰上げの場合は65歳を待たなければ加算が始まりません。

繰下げの場合は増額した老齢基礎年金が生じたタイミングで加算が始まります。

繰上げ時に加算されないのは仕方ないとして、

振替加算対象者が繰下げを選択すると、待っているだけ加算部分は完全に無駄となります。

(下に続きます)

満額の老齢基礎年金を受給できる場合でも加算される

振替加算は、生年月日別による理屈上のもの

当時任意で加入しなかった人を念頭においた制度ですが、任意で加入した人にも一律加算しないとおかしなことになります。

”こんな加算が後からされるんなら任意で入る必要なんてなかったじゃない!”となりますから。

ですので、

仮に任意加入のおかげで老齢基礎年金の基本年金額が満額になったとしても加算します

こうしなければ年金に対する意識の高い人がバカを見てしまうからです。

昭和41年4月2日以後生まれの者には、加算されない

昭和61年4月1日より、20歳以上の人は原則、国民年金に何らかの立場で強制加入することになりました。

つまり、当時20歳未満の人はその後20歳を迎えるときには強制加入の時代になっています。

強制加入できるんですから、基本年金額に加算する必要はありません。

ですので、当時20歳未満の人が振替加算の対象外となるわけです。

具体的には昭和41年4月2日に生まれた人から強制加入ということ。

その年齢に到達するのは誕生日の前日ですから、下の図のように昭和61年4月2日が20歳の誕生日の人から振替加算はないわけです。

(クリックで拡大)

結果、昭和41年4月2日以後生まれの人には加算無しとなります。

今回はこれが答えになる!

直近2回は以上の3テーマ以外が正解となりました。

敢えて、これまでと違うもので正解にしようという意図が感じられます。

過去の傾向から、これまでの3テーマが重要であることに変わりはありません。

  • 老齢基礎年金を繰下げしても振替加算は増額されない
  • 満額の老齢基礎年金を受給できる場合でも、加算される
  • 昭和41年4月2日以後生まれの者には、加算されない

いつも通りなら、この3つの中から正解となるはずなんですが・・。

正解の予想はできないので、まずはこの3つをしっかり理解することから始めましょう。

そして、最後にもう一度。

正しいものを選ぶ問題ですから、それを忘れないように!

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年金アドバイザー3級試験に初受験から2018年秋まで13回連続90点以上で合格中。満点は3回。個人賞は5回受賞。試験に対する考え方・勉強方法について絶対の自信を持っている。

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