目次
何が出題されている?
出題形式:正しいものを選択
- 男女の平均寿命の違い
- 合計特殊出生率の具体的数字
- 高齢者世帯所得の年金割合
- 全人口に占める65歳以上の割合
- 社会保障給付費の金額
以上の内容が上に記した肢の順で出題されます(たまに順番が入れ替わることがありますが)。
毎回同じことが問われ続けています。
しょっぱなのこの問題から「正しいもの」を選ばせる問題です。
4つの誤りを見つけなければいけないため、慎重に解く必要があります。
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出題傾向から年金制度を考える
いつの数値を使うかは春と秋でルールがある
過去の出題を丁寧に分析してみると、春と秋で統計データの使われ方に規則性があることがわかります。
春試験では○○年度の数値が使われる
という具合です。
毎度、受験するたびに「今回の出題される数値は大丈夫かな?」と心配になるのですが、分析結果でハズしたことはほとんどありません。
2020秋も的中させました。
以下に私が「これが出るぞ!」と予想する数値を紹介していきます。
2021春はこれが答えになる!
まず前提として
予想の前提として、どの肢が正解になるかまでは規則性が無いので予想できません。
したがって、
他の問題と異なり、どれが正解になりそうかという予想はしません。
5つの統計数字を覚えて試験に臨むしかありません。
ただ、
やみくもに数字を丸覚えするのは大変です。
- 差はどれくらいか
- 上回っているのか下回っているのか
- 超えているのかいないのか
という観点から直前に暗記するようにしてください。
以下では、
統計数値を1つ1つ紹介します。
単に数字を紹介するだけでなく、上に紹介した観点でどう覚えるかという点にも触れています。
平均寿命
今回は”令和元年”のデータが使われるはず。
データによると男性の平均寿命は81.41歳、女性の平均寿命は87.45歳です。
男女ともに前年よりも更に伸びました(前年:男81.25、女87.32)。
とどまるところを知りません。
男女差は6.04年。
女性が男性を○歳以上上回っている
という出題がされます。
男女差を覚えておいてください。
合計特殊出生率
今回は”令和元年”のものが使われるはず。
データによると合計特殊出生率は 1.36で前年の 1.42より低下。
ここ最近は、1.4あたりで推移している状況ですが、今回は1.4を下回っています。
○○を上回っている
という出題のされ方です。
ここは数値を丸暗記して試験に臨むほうが得策です。
高齢者世帯の所得に占める年金の割合
今回は”平成30年”のものになるはず。
調査データによれば63.6%が高齢者世帯の年金・恩給の割合です。
ここ最近は6割ちょっとといった状況が続いています。
7割弱を年金に頼っているわけですが、7割は超えていません。
70%を超えている
という出題のされ方がされます。
7割ラインを頭にいれておきます。
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総人口に占める65歳以上の割合
今回は”令和元年”のデータを利用するはず。
データによれば65歳以上人口の割合は28.4%(前年:28.1%)。
30%には届いていません。
出題は
30%を超えている
という具合に3割ラインが問われます。
3割に近づいていますが、まだ3割には達していません。
ただ、年々3割に近づいているので、高齢化の進展は着実に進んでいることがわかります。
社会保障給付費
今回は平成30年度の数値が出題されるはず。
データによれば121兆5,408億円。
前年度で120兆円を超えて今回も若干増えています。
ところで、社会保障給付費ってなんだ?と思ったのですが、
年金や医療保険、介護保険、雇用保険、生活保護等の社会保障制度に関する1年間の支出を、OECD(経済協力開発機構)およびILO(国際労働機関)が定めた基準に基づき、取りまとめたものです。
(出典:国立社会保障・人口問題研究所プレスリリース)
社会保障に要した費用の年間の総額ってことですか。
数年前までは100兆円を超えて結構な話題になっていましたが、あっという間に110兆円を超えて、ついに120兆円突破。
○○○兆円を下回っている
という表現で出題されます。
今回も120兆円を超えたと覚えます。
まとめます
基本問題の1問目はいきなり過去問が役に立たない問題。
どうやら、統計のデータは公式のテキストでは載っていないんじゃないかと思うんです。
毎回のブログ記事のアクセス数はこの1問目がかなり多いのでみんな最新数値を探しまわっているみたいです。
このテーマの過去問を解くときには、既に数字が変化していますから、力試しで解く必要はありません。
どんな言い回しで出題がされているかを確認してみてください。
差はどれくらいか
上回っているのか下回っているのか
超えているのかいないのか
という問われ方をしているのがわかるでしょう。
完璧に数字を暗記する必要がないということがわかります。
数字はザッと目を通しておくだけで良いです。
暗記するのは試験日当日の朝にしましょう。
実は私もブログの記事でまとめてからは数字はすっかり忘れ去ります。
当日の朝に暗記するだけです。
その方法でこの問題を落としたことはかつて1度もありません。
(このブログをご覧のみなさん限定で覚えるべき数字をまとめた”チェックリスト”をダウンロードできるようにしますのでそれで覚えてください。メルマガでお知らせします。)
ここで勉強で大事なことを一つ。
やみくもに覚えようとするのではなく、覚えるべき時に覚える
というスタンスでいきましょう。試験も仕事も恋愛もタイミングが大事です!
力を入れるべき時に力を入れて、そうでないときは適当に済ます
ってことです。
ダメな人ほど力の入れ具合がわかっていません。
最初から全力で飛ばして、途中で挫折してしまいます。
また、
これは私のやり方ですが、絶対に1問目から解かないようにしています。
なぜなら、
他の人と同じペースで解くと、他人のペースが気になってしまうからです。
とはいえ、
この問題は暗記数字を吐き出すだけの問題ですから、できるだけ早い段階で着手する必要がありますね。
忘れちゃいますから。
そんなことを意識して本番では早めにやっつけたい問題です。
シモムー
みんなのねんきん主任講師