年アド3級 年アド3級各問分析

年アド3級基本10 厚生年金保険の資格の得喪・被保険者期間 問題は"いつ"なんです

投稿日:2018年5月17日 更新日:

シモムー

みんなのねんきん主任講師

メモ

この記事は2019年秋向けのものです

何が出題されている?

出題形式:誤っているものを選択

厚生年金に関して被保険者資格をいつ取得していつ喪失するかのルールが出題されます。

以前は春と秋で正解になる知識がハッキリしていたのですが、今は"被保険者期間"の考え方一色になっています。

過去10回の正解となった知識

  • 2019春 月の末日に退職したらその月までが被保険者期間となる
  • 2018秋 死亡した場合はその翌日に資格喪失する
  • 2018春 月の末日に就職しても1カ月の被保険者期間となる
  • 2017秋 70歳に達した日に資格喪失する
  • 2017春 月の末日に退職したらその月までが被保険者期間となる
  • 2016秋 月の末日に就職しても1カ月の被保険者期間となる
  • 2016春 70歳に達した日に資格喪失する
  • 2015秋 資格取得月から喪失月の前月までが被保険者期間
  • 2015春 死亡した場合はその翌日に資格喪失する
  • 2014秋 資格取得月から喪失月の前月までが被保険者期間

傾向を見てわかるとおり、被保険者期間の考え方をマスターしていれば確実に得点できる問題。

いつからいつまでを理解することから始めます。

出題傾向から年金制度を考える

まずは、国民年金・厚生年金に共通した「いつからいつまで加入していたか」の考え方を整理します。

”被保険者であった期間”を把握して”被保険者期間”を算出する

被保険者期間とは月単位での加入期間のこと。

この月単位を元にして、保険料を徴収し、将来の年金額計算時に1カ月分として反映させることになります。

反対に、”被保険者であった期間”というのがあります。

これは月単位で把握する被保険者期間の原材料みたいなもので、単純に、年金に入った日から年金資格を喪失した日までのこと。

まずは日にち単位で”被保険者であった期間”を把握する必要があります。

その日なのか、その翌日か

年金制度に何月何日に加入して、何月何日に脱退するか。

厚生年金の場合は、会社に勤めることと関係します。

  • 資格を取得する(加入する)のは適用事業所に使用されるようになった日
  • 資格を喪失する(脱退する)のは使用されなくなった日翌日

つまり、

就職したらその日に始まり、辞めた場合はその翌日に喪失です。

出題は、

月の末日に退職した場合

月の末日に適用事業所に入社した場合

なぜか、「月の末日」にこだわった出題がされます。

  • 月末退職であれば、翌日喪失なので翌月1日に資格喪失
  • 月末入社であれば、その日に資格取得

月末だろうと月初だろうと考え方は同じです。

同じ厚生年金制度なのに一旦脱退して再度入る

退職した場合の翌日喪失には例外があり、その例外が出題されます(が、正解にはなりません)。

民間企業を辞めたその日に公務員になると辞めたその日に喪失するというもの。

現在は民間企業も公務員も同じ”厚生年金”制度なので、そのまま公務員になれば厚生年金資格は連続するって感じもしますね。

ですが、

それぞれの厚生年金の立場ごとに被保険者期間を把握するルールになっているんです。

立場というのは第1号から第4号まで分類された種別のこと。

1号は私立学校共済以外の民間企業、2号・3号は公務員、4号は私立学校共済の加入者ですね。

つまり、同じ”厚生年金”制度の加入者なのに、民間企業を辞めたその日に公務員になると、一旦脱退して再度加入するわけです。

死亡と70歳到達は必ず並んでいる

会社在職中に亡くなった場合は翌日に喪失します。

さらに、

会社に勤務し続けていても、70歳に達したらその日に喪失します。

厚生年金には70歳になるまでしか入れませんからね。

達した日ですから、70歳の誕生日の前日ということになります。

試験での正解の作り方は、

65歳に達した日

として正解を作っています(2016春)。70歳は常識にしておかないといけません。

ちなみに年金の歴史を見ると、以前は65歳で喪失するという時期もありました。

今は70歳喪失です。

(下に続きます)

日にち単位の取得・喪失まとめ

これまで出題された肢の知識を過去10回で整理してみました。

登場回数正解になった実績
被保険者死亡で翌日に喪失102015春、2018秋
70歳に達するとその日に喪失92016春、2017秋
月末退職すると翌日喪失のため翌月1日に喪失92017春、2019春
月の末日に入社するとその日に取得82016秋、2018春
厚年1号退職した日に厚年2号取得でその日に厚年1号喪失7

近年はもはやこれらの中から正解を作る単純な問題と化していることがわかります。

表を見るとわかるとおり、死亡と70歳はほぼ確実に出ます。

この2つは瞬時に判断できるようにします。

取得月から喪失月の前月までが被保険者期間

日にち単位での取得・喪失はもちろん、月単位で把握する”被保険者期間の範囲”で正解を作ることもよくあります。

被保険者期間の範囲は具体的には、

資格取得した日が属する月から喪失した日の属する月の前月

までとなります。

図解で右脳に記憶させておくと良いでしょう。

年金の加入期間は資格取得月から喪失月の前月まで

(クリックで拡大)

この”いつからいつまで”をちょこっと変えて正解を作るのがいつものパターン。

翌月なのか、前月なのか。

ごちゃごちゃになりやすいところです。

当月から前月までという範囲を覚えます。

それと組み合わせて、月末退職と月末入社を理解すれば完璧。

  • 月末退職であれば、翌日喪失なので翌月1日に資格喪失。→ 退職した月までが被保険者期間
  • 月末入社であれば、その日に資格取得 → 入社した月から被保険者期間開始

前者は翌月1日に資格喪失なので、その前月まで。つまり退職した月までが被保険者期間。

後者は例え1日だけの在籍でも資格を取得したわけですからその月から被保険者期間となりますね。

2019春は、前者の例で

退職した月の前月まで

として誤りを作りました。

月末退職したら、退職した月までが厚生年金の被保険者期間になることは常識にします。

今回はこれが答えになる!

まずは、いつ取得していつ喪失するかという日にち単位の取得と喪失を覚えます。

次に、月単位での被保険者期間の考え方を押さえましょう。

ただ、最近は上でまとめた日にち単位の表の中から正解になるので、表の知識を押さえることから始めます。

前回の予想は、

シモムー
日にち単位・月単位の考え方を理解しておけばこのテーマは簡単に突破できます。

として、案の上、月末退職による被保険者期間の知識が正解となりました。

間が空きましたので、今回は、

  • 死亡した時の喪失日
  • 70歳に達した時の喪失日

が正解になりそうだと予想しておきます。

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年金アドバイザー3級試験に初受験から2019年春まで14回連続90点以上で合格中。満点は3回。個人賞は5回受賞。試験に対する考え方・勉強方法について絶対の自信を持っている。

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