年アド3級各問分析

年アド3級技能応用6 障害給付 勝負の分かれ目は子供にあり!

投稿日:2019年3月22日 更新日:

シモムー

みんなのねんきん主任講師

メモ

この記事は2019年秋向けのものです

過去の出題傾向からシモムーの感想

定番の問題です。

技能応用といっても単なる基本知識問題の延長です。

前半は計算問題(後半になることもあります)。

後半は障害年金全般の知識が正誤問題で問われます。内容は基本知識問題レベルですが、それを事例に当てはめて判定させるというもの。

前半の計算問題は障害基礎年金が出るケースが多いです。

子が対象者になるかどうかを正確に数えればなんてことはありません。

また、

意外に不安に襲われる障害認定日。

”この日で合っているんだろうか・・・。”

確実な認定日の出し方を含めたポイントを後半で指摘します。

ここ注目!ここがポイントだ!

前半:障害年金の計算式

この問題は計算式を選択する形式と、年金額そのものを選ぶ形式と2つあります。

当然、前者の方がラクで後者は難しい。

電卓を叩く必要がありますから。

ただ、年金額を選ぶだけの形式はほとんど出ていませんからそれほど気にする必要はありません。

2016春ではすごく久しぶりに障害厚生年金の計算式が出題されました。

障害基礎年金ばかりでしたのでちょっと驚きましたが、単なる計算式の選択だったのでポイントを抑えれば何の問題もありません。

過去10回の出題形式を分析してみるとこんな感じ。

計算式の選択か年金額の選択か

  • 2019春 計算式 障害基礎年金
  • 2018秋 計算式 障害基礎年金
  • 2018春 計算式 障害基礎年金
  • 2017秋 計算式 障害基礎年金
  • 2017春 計算式 障害基礎年金
  • 2016秋 計算式 障害基礎年金
  • 2016春 計算式 障害厚生年金
  • 2015秋 計算式 障害基礎年金
  • 2015春 計算式 障害基礎年金
  • 2014秋 計算式 障害基礎年金

年金額を問う形式はここ10回は出題がありません。

他のことは考えずに、障害基礎年金の計算式に対応できるよう準備をすれば良いでしょう。

障害基礎年金が出たときのポイント

障害基礎年金が出たときのポイントは2つ。

  • 1級のケースしか出ないので絶対に1.25倍を忘れない
  • 障害認定日における子供の年齢を把握

1はわかっていても忘れます。私もドジを踏んだことがありますので1.25を最初から頭に叩き込みます。

また、

子の加算をしてから1.25倍にしているとか、1.5倍にしているとかの選択肢が混ざっています。

基本の年金額を1.25倍にする、加算部分は別に考える

これだけの話ですね。

子の加算は慎重に判定する必要があります。

なぜなら、子はこういう事例が登場します。

  • 2人か3人兄弟
  • 1人は障害を持っている
  • 子の年齢がわからず生年月日だけが記載されている

昔は子の年齢がそのまま載っていたのですが、今は生年月日しか記載が無いのが通常となりました。

こうなるとちょっと面倒。

きちんとした知識が求められるからです。

一体いつの時点での子の年齢なのか

答えは、

障害認定日において、子どもたちは何歳なのかを考えないといけません。

障害認定日において、障害年金が生じるからです。

年金は受給権が生じた当時の家族を保障するのが基本ルール。

障害を持っているなら20歳に達しているか。

健常者なら18歳に達したあとの最初の年度末に達しているか。

そこを検証します。

障害厚生年金が出たときのポイント

最近は出題がなくなっていたのですが、2016春に突然復活しました。

出題が無いからといって、重要ではないわけではありません。

以下のポイントは後半の正誤問題でもそのまま大事なポイントになります。

  • 300カ月みなしを忘れない
  • 配偶者加給年金額は20万ちょっと(特別加算はない)

出題された場合、実期間では300に足りない事例となります。

総報酬制をまたいだ事例が登場するので、300/○○○月となります。

単純に300にして掛け算すれば良いわけではありません。

また、配偶者加給年金額には特別加算がありません

ですので約40万にはならずに20万ちょっとです。

(下に続きます)

後半:障害年金に関する5大論点

毎回5つの論点しか出ない

後半は障害年金に関する正誤問題になるのが通常です。

実は以下の5つのことしか問われたことがありません。

  • 障害認定日の判定
  • 障害厚生年金の配偶者加給年金の加算の判定
  • 障害基礎年金の子の加算が終わる時期の判定
  • 障害厚生年金の計算に反映する被保険者期間
  • 障害厚生年金受給者が厚生年金の被保険者になった場合

そのなかでも、過去5回の正解となった知識はこちら。

  • 2019春 正しい選択 障害厚生年金の配偶者加給年金
  • 2018秋 誤りの選択 障害厚生年金の計算に反映する被保険者期間
  • 2018春 誤りの選択 障害基礎年金の子の加算が終わる時期
  • 2017秋 正しい選択 障害厚生年金の計算に反映する被保険者期間
  • 2017春 誤りの選択 障害厚生年金の配偶者加給年金額

実は並んでいる肢はいつも同じ。

なかでも、障害厚生年金の論点が正解になる傾向があります。

前半が障害基礎年金の計算式ですからバランスを取っているのかもしれません。

また、正しいものか、誤りを選ぶのか、どちらのケースもあるので注意します。

障害厚生年金のよく正解となる2つの論点

障害厚生年金でよく正解になる論点は以下の2つ。

  1. 配偶者加給年金の加算の判定
  2. 年金額に反映する被保険者期間

1は加算される事例しか出ていません

加算されないと出たらバツにするだけです。

2は実期間で計算するのか、300みなしをするのかという判定。

これも、300みなしをする事例しか出ていません。実期間と出たらバツです。

ただ、2019春はちょっと変わった形のものが出ました。

初診日の属する月までの月数

で計算するというもの。

障害認定日が属する月までの月数です。

たとえば、

会社に在籍しながら(厚生年金の被保険者を続けながら)、障害認定日を迎えて年金が生じると、いつまでの厚生年金の被保険者期間が年金額に反映するか問題になります。

それは、障害認定日の月までということです。

初めての出題だったので、今後も出るかもしれません。注意して押さえます。

原則の障害認定日が必ず問われる

正解になることはあまりありませんが、必ず障害認定日を判定させる肢が並んでいます。

初診日から1年6カ月を経過した日が原則の障害認定日。

自分で指を折って数えた1年6カ月は正しい日付なのか不安になるものです。

私は初めのころは「大丈夫かな~大丈夫かな~」とオドオドしてました。

私はこんなやり方で認定日を出しています。

もう不安に怯えることはなくなりました。

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まとめます

障害年金の年金額と障害年金全般を問う問題。

年金額の問題では押さえるべきポイントは計4つ

  1. 障害基礎の場合は1級のケースしか出ないので絶対に1.25倍を忘れない
  2. 障害者の子がいる場合は兄弟間の年齢判定を慎重に
  3. 障害厚生は300カ月みなしを忘れない
  4. 配偶者加給年金額は20万ちょっとで特別加算なし

計算式選択問題でなく、年金額選択問題の場合も上の4つのポイントは同じ。

障害年金全般を問う知識に関しても、やはり兄弟間の年齢判定をいやがうえにも慎重に行います。

この問題は子の年齢に勝負がかかっていると言っても過言ではありません。

後半の正誤問題は以下のポイントを押さえる。

  1. 障害認定日の判定 → 足し算で確実に出せるように
  2. 障害厚生年金の配偶者加給年金の加算の判定 → 加算はある
  3. 障害基礎年金の子の加算が終わる時期の判定 → 高校卒業・障害者20歳の判定
  4. 障害厚生年金の計算に反映する被保険者期間 → 300みなしあり、障害認定日が属する月まで
  5. 障害厚生年金受給者が厚生年金の被保険者になった場合 → 停止しない

毎度同じことが問われるので、確実に得点できるよう準備しましょう。

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年金アドバイザー3級試験に初受験から2019年春まで14回連続90点以上で合格中。満点は3回。個人賞は5回受賞。試験に対する考え方・勉強方法について絶対の自信を持っている。

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