年アド3級 年アド3級各問分析 年金資格

【2020春最新版】年アド3級基本13 年金の受給権・支給に関するルール 覚えることは1つだけです

投稿日:2019年5月17日 更新日:

シモムー

みんなのねんきん主任講師

何が出題されている?

出題形式:誤っているものを選択

年金の受給権発生に絡んで、年金支給に関する周辺ルールが出題されます。

頻繁に正解になるのはある1つの知識です。

過去の正解を見るとそれがわかります。

過去10回の正解となった知識

  • 2019秋 未支給年金は生計同一していた遺族でなければ支給されない
  • 2019春 未支給年金の請求者の範囲は配偶者・子・父母・孫・祖父母・兄弟姉妹・3親等内の親族
  • 2018秋 社会保険審査官に対する審査請求 処分を知った日の翌日から3カ月以内
  • 2018春 年金は支給すべき事由が生じた月の翌月分から権利が消滅した月分まで支給される
  • 2017秋 繰上げ支給の老齢基礎年金は請求日の属する月の翌月分から支給される
  • 2017春 未支給年金の請求者の範囲は配偶者・子・父母・孫・祖父母・兄弟姉妹・3親等内の親族
  • 2016秋 年金は支給すべき事由が生じた月の翌月分から権利が消滅した月分まで支給される
  • 2016春 未支給年金の請求者の範囲は配偶者・子・父母・孫・祖父母・兄弟姉妹・3親等内の親族
  • 2015秋 老齢厚生年金の権利は実施機関が裁定する
  • 2015春 繰上げ支給の老齢基礎年金は請求日の属する月の翌月分から支給される

未支給年金の請求者の範囲や年金を裁定するのは誰かという論点が正解になることもありますが、過去の傾向を見ても、正解になる大事な知識は1つ。

年金は、いつからいつまで支給されるのか

過去10回中4回がこの知識で正解。

まずはここから押さえます。

出題傾向から年金制度を考える

イベント発生月の翌月分からイベント終了月の当月分まで

年金は、いつからいつまで支給されるか。

この「いつからいつまで」はバリエーションが3つあります。

  1. 年金支払いにおいて「いつからいつまで」か
  2. 年金支払の停止において「いつからいつまで」か
  3. 繰上げの請求をした場合に「いつから」か

3つのうち、出題があるのは1と3。

しかし覚えるのは1つだけなんです。

それは

イベント発生月の翌月分からイベント終了月の当月分まで

出題がされる年金の支払いと繰上げ請求の事例を解説してみましょう。

支給期間の例:6月6日で65歳の誕生日を迎えたら7月分から

6月6日で65歳の誕生日を迎えた。

前日の6月5日で65歳に達している。

6月5日に老齢基礎年金の受給権が生じる。

6月にイベント発生なので、翌月の7月分から受け取ることになります。

支給期間の例:9月9日で死亡したら9月分まで

9月9日で亡くなった。

9月9日で年金の権利は消滅。

9月にイベント終了なので、当月の9月分までを受け取ることができます。

が、本人は亡くなっているので受け取れない。

なぜなら生きていれば、10月に支給を受けたはずだから。

どうしても生前には受け取れない。

そこで、3親等内の親族が本人が受け取れなかった未支給分を受け取ることになります。

(下に続きます)

繰上げの例:7月7日に繰上げ請求したら8月分から

7月7日に年金事務所で繰上げ請求した。

すると、請求したその日に繰上げによる老齢基礎年金の権利が生じた。

すると、7月に支払いのイベント発生。

翌月分の8月分から受け取ることになります。

ちなみに、

請求して初めて年金権が生じるのものは年金制度のなかでいくつかありますが、繰上げはこの典型的な例です。

受給権が生じるためには請求の意思表示が必要ですので、それ以前に遡ることは絶対にありません。

結局覚えるのは1つだけ

  1. 年金権が生じたので支払いのイベントが発生した
  2. 支払い停止のイベントが発生した
  3. 繰上げ請求のイベントが発生した

バリエーションは3つありますが、”3”の繰上げも請求した日に年金権が生じるので、”1”と同じ。

実質は2つしかありません。しかも、”2”は出題されません。

イベント発生月の翌月分からイベント終了月の当月分まで

結局はこれだけを理解すればこの問題は乗り切れます。

一元化の影響を受けた年金裁定の主体

被用者年金一元化後の出題で特徴的な肢が登場しています。

それは、

老齢厚生年金の権利は実施機関が裁定する”

というもの。

これまで、厚生年金の給付は”厚生労働大臣が裁定する”となっていました。

ところが、

共済年金との一元化を経て、”実施機関が裁定する”と変わりました。

この点、

国民年金は依然として”厚生労働大臣が裁定する”(国年法16条)となっています。

シモムー
こんな引掛けは未だされていませんが、一元化後の常識として押さえておきましょう

と指摘しておいたのですが、正解にはならなかったものの、2019秋で選択肢として並んでいました。

老齢基礎年金の権利を「実施機関が裁定する」だと正解だったんですけどね。

未支給年金の範囲もあぶない

受給権者が死亡後に受け取れなかった分をその遺族が受け取る未支給年金。

厚生年金では未支給の保険給付と言いますが、中身は同じです。

平成26年の改正で3親等内の親族まで拡大されました。

肢の一つとして確実に並んでいます。

遺族の範囲をしっかり判定できるようにしておきます。

2019春、2017春は、「3親等内の親族」が抜けていて正解となっています。

2016春は「兄弟姉妹」と「3親等内の親族」が抜けていました。

登場人物の抜けがないかをしっかり押さえます。

また、

2019秋は

生計同一でなくても

受給できるという出題が。

未支給年金を受給するためには、対象の遺族であり、かつ、生計同一関係がなければいけません。

これも当然の知識として押さえます。

審査請求も常連の肢だがあまり正解にならない

2018秋には社会保険審査官に対する審査請求期限について正解になりました。

これまでの受験経験でこれが正解になったことはなかったので意外。

他を正しいと判断して、消去法で答えを出しましたが、正直ノーマークだったので迷いました。

処分を知った日の翌日から原則として60日以内

と出題がありましたが、これは3カ月以内ですね。

この数字の部分だけを覚えれば足ります。

今回はこれが答えになる!

どんな時でも

年金がもらえるのはいつからいつまでか

は2つから3つは並んでいる重要知識です。

正解の作りやすさからすれば登場させやすい。

なぜなら”前月分まで”とか”請求した月から”とちょこっと変えるだけですから。

前回の予想は、

シモムー
今回は未支給年金は正解にならないので、いつからいつまでの論点が大事。

ちょっと変わったことに、未支給年金の論点を2回連続で正解にしてきました。

さすがに、今回は未支給年金を正解にすることはないかと・・。

そこで、以下のいつからいつまでの論点。

  • 年金は支給すべき事由が生じた月の翌月分から権利が消滅した月分まで支給される
  • 繰上げ支給の老齢基礎年金は請求日の属する月の翌月分から支給される

以上の2つが危ないと予想しておきます。

関連記事はこちら

  • この記事を書いた人
シモムー3級モード

シモムー3級モード

年金アドバイザー3級試験に初受験から2019年春まで14回連続90点以上で合格中。満点は3回。個人賞は5回受賞。試験に対する考え方・勉強方法について絶対の自信を持っている。

Copyright© 年金力養成講座みんなのねんきん , 2019 All Rights Reserved.