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雇用保険改正の動き まさか年金が・・

投稿日:2015年11月21日 更新日:

雇用保険改正の動き まさか年金が・・

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出典記事が発表された日:2015年11月21日

どんなニュース?簡単に言うと

雇用保険を改正するという情報が入ってきました。65歳以上で新規に雇用保険に入ることを認めるもの。気になるのはその後に雇用保険からお金をもらうと年金が減るのでは?ということ。詳しくみていきましょう。

どんなニュース?もう少し詳しく!

日本経済新聞に雇用保険の改正について記事が出ていました。

何をどうどう改正するか。

ズバリ、65歳以上でも新規に雇用保険に入れるというもの。

え?今は入れないの?

そうなんです。入れません。

現在の仕組みはどうなっているか。

ちょっと解説してみましょう。

65歳以上で新規に雇用保険に入れないのが現行制度

65歳以上で就職すると雇用保険には入れません。

65歳からは年金による所得保障が得られるので失業による所得保障は要らない。

だから、新規に雇用保険には入らせる必要が無いというのが制度の考え方。

ただし、65歳より前から雇用保険に入っているならそのまま入り続ける。

65歳を境に「高齢者の加入者」って立場が変わりますが加入は続きます。

するとこんなことが起きる。

同じように働いていても、

65歳以上で転籍や転職をすると再度雇用保険には入れない。

逆にそのまま在籍していれば雇用保険には入り続ける。

働く高齢者が少ない時代では無視できる問題だったかもしれません。

ところが65歳以上の仕事を求める人は増えている。

記事によれば2014年度の新規求職者は前年度に比べ「10.8%」増だそうで。

不公平感を解消しようというのが改正の趣旨です。

まさか年金が減るんでは?

この記事を読んだ時に私が真っ先に思ったのが

「まさか、この仕組みで年金を減らすんじゃないか?」

大丈夫。

現在の仕組みでも65歳以上で雇用保険からお金をもらう場合、年金減額はありません。

以前の記事でも書きました。

※参考 60歳台前半で年金が出ない!雇用保険活用の2つのポイント

加入したまま65歳をまたいだ→その後失業すると一時金。

65歳の誕生日の前々日までに失業した→一時金よりも多いお金がもらえる。

どちらの場合でも年金が減ることはありません

今回65歳以上で新規に加入することになってももらえるのはこの一時金です。

ただし、勤めるわけですから社会保険に加入すると、そっちの仕組みで減らされる可能性はあります。

在職老齢年金というものです。

保険料はいくら納める?

ところで、保険に入るということは保険料を納めなきゃいけないはず。

新規に保険に入っていくら保険料を納めるか。

安心してください。納めませんよ。

保険料は免除されるそうです。

実は雇用保険加入中の人は65歳になる年度から保険料が免除されています。

え?保険料取らなくても大丈夫なの?

大丈夫!

雇用保険の財政は良好な状態で積立金は過去最高の水準だそうです。

私の記憶ではリーマンショックの不景気で積立金が枯渇しそうな状態になっていたはず。

それだけ景気が良くなったという証拠でしょう。

だから数年は免除しても大丈夫とのこと。

この改正、来年2016年の通常国会で改正案を提出予定。

改悪では無いですからすんなり決まるんじゃないですか?

今回のニュースまとめ

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  • 65歳以上で新規に雇用保険に入れるようにする改正案
  • 65歳以上で雇用保険からお金をもらっても年金は減らない
  • 保険料は納めなくて良い

この改正、今話題の一億総活躍社会の実現に向けた一環だそうで。

よく考えてみると保険料は納めないのにもらえるものはもらえるってすごい保険じゃないですか。

年金との競合も無いみたいだし。

でも保険財政が良いなら、こうしてください!

「我々現役世代の保険料を安くする」

出典・参考にした情報源

雇用保険、65歳以上も新規加入可能に 転職しやすく  :日本経済新聞
保険料安くして!

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シモムー

シモムー

日本年金機構の年金相談コールセンターにて新人研修講師を担当しながら社労士試験予備校にて講師を経験。2014年より公的年金の情報を初心者目線で解説する「みんなのねんきん」サイトで情報提供を続ける。年金を事例で学ぶ「年金ケーススタディ」で全問題の作問と解説を担当。具体例やイメージで理解できる情報提供を心がけている。

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