年金ニュース

祖母が他界・・。遺族年金はもらえる?検証してみます(第3回/全3回)

投稿日:2015年12月4日 更新日:

最終話 ついに決着 そう来たか!シモムー祖母よ永遠に・・。

メインタイトル下部イラストE_遺族年金

出典記事が発表された日:出典なし

どんなニュース?簡単に言うと

2015年4月に祖母が他界しました。残された家族は年金制度からどのようなお金がもらえるか。孫のシモムーが検証します。全3回のシリーズものの第3回です。

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どんなニュース?もう少し詳しく!

シモムー祖母が2015年4月8日に亡くなりました。

それによってどんな年金がもらえるのか。その最終話です。

これまでのいきさつは第1話と第2話をご覧ください。

第1話 シモムー祖母倒れる。遺族年金は誰の手に?

第2話 シモムー母、年金事務所へ そこで待つ驚愕の事実とは

5年分総額200万円以上の振込します!

さて、シモムー母は5月に年金事務所でシモムー祖母死亡に関する手続きをしました。

そして8月の上旬。

3つの通知が届いたんです。

  1. 祖母の半端になった遺族年金1カ月分の振込通知のハガキ
  2. 5年分総額200万円以上の振込通知のハガキ
  3. 年金を遡って決定したというA4サイズの書類

1は既に解説したとおり想定の範囲内。

問題は2です。

実はこのハガキに答えが載っています。

※参考 振込通知のハガキ

年金の種類の欄をご覧いただくとわかるとおり・・・。

結論、今回振り込まれたのはシモムー祖母の「老齢基礎年金」5年分でした。

老齢基礎年金は国民年金制度からもらえる老後の年金で65歳から受け取ることができます。

若い時に滞納さえしていなければいくらかでももらえるはずなんです。

この5年分は若い時に掛けていた厚生年金の分ではありません。

そうなんです。

自分の老後の年金を知らなかった祖母

祖母は国民年金からの老後の年金を全く受け取っていなかった。

80歳を過ぎていましたので当然、受け取っているものと思っていたのですが・・。

祖母は手続きしていませんでした。

手続きしていない理由は今となってはわかりません。

ですがおおよそこんな感じではないかと思います。

60歳の時に手続きしようとしたら、遺族年金の方が多いから手続きしても無駄と言われ、それっきりになってしまった。

生前祖母は「年金が少ない」とこぼしていたそうです。

だから、敢えて手続きをしなかったのではなく、知らなかった

孫の俺に相談してくれれば・・。

いや、それはないか・・。

仮にも孫にお金の相談なんかするはずない。

(下に続きます)

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手続きできるはずなのにされていないケースがままある

このように年金の手続きが全くされないまま本人が亡くなる。

その遺族が気がついて手続きをする場合、過去に遡ってその遺族に支払いをします。

ただし、時効の関係で5年限りの遡りです。

さて、

本人が年金をもらえるのに手続きがされていない。

そんなことあるの?と思うかもしれません。

結構あるんです。

年金相談コールセンター勤務時代。

例えば、ある相談でその人の年金記録を見る。

すると、

「今もらっていてもおかしくないはずなのに手続きがされていない

「もらえるはずの家族手当がついていない

とかを記録の画面上で発見する。

相談内容とは無関係でも「手続きすればもらえますよ」と一言添えるようなことがありました。

私たちが思っている以上に年金のこと、理解されていないんです。

では、窓口の人が言っていた数カ月分の厚生年金の話はどうなんでしょう。

これは、第2話で分析した通り、1円ももらえません。

遺族厚生年金が出ているので老齢厚生年金は全額停止。

やっぱりね。

ちなみにA4の書類3は祖母が60歳で年金の権利が生じて今に至るまでの年金額の変遷が載っている通知でした。

しかし、この通知を見て何が起きているのか普通の人は理解できません。

「わからなければ問い合わせしてください」というスタンスですから。

5年で200万円。

1年で40数万円。

1回の振込で約8万円。

祖父が残した遺族厚生年金が2カ月で20数万円あったので合計すれば・・。

もう少し楽な生活が送れたはず。

無念です。孫の私がそばにいながら・・。

今回のニュースまとめ

11

今回はこんな話でした。

  • 年金の手続きをしないまま亡くなるとその遺族が代わりに受け取ることができる
  • 遡って支払ってもらえるのは5年限定
  • 手続きをしないまま権利が眠っていることがある

年金が振り込まれる時は必ず事前に通知が行くことになっています。

この通知は振込がされる月の10日位までに配達されるようなスケジュールになっています。

5月に手続きをして8月に振り込まれる。

あまりに短期間だったので祖母が受け取れなかった半端な年金が振り込まれたんだなと思っていたら・・。

正直びっくりしました。

もらえるはずの年金をもらっていない。

あちらこちらにそういった方がいるんじゃないでしょうか。

年金の仕組みは誰も教えてくれません。

「もらっていないようですが、どうなってますか?受け取れますよ。」

そんな気を利かせた連絡なんてくれません。

あるとすれば・・

「受取るためにはATMの前で私の指示に従ってください。」

恐ろしい世の中です。

自分のことは自分でなんとかする。

手続きの細かい話は専門家に任せればいいんです。

ただ、年金制度の根幹的なところは知っていないと専門家にすら相談できない。

祖母の事例から痛感しました。

さて、次回は今回の件を全体的にまとめてみます。

  • 遺族年金と老後の年金の関係
  • 故人がもらえなかった半端な年金の性格
  • 5年の時効の考え方

もう少し突っ込んだ解説を別記事でしていきましょう。

・・・

この記事を書き終えて、電車の中でおばあちゃんに手を引かれるお孫さんの姿を見ました。

手にはおもちゃを持っています。

自分もおばあちゃんに可愛がってもらったことを思い出しました。

これからもおばあちゃんは私の心の中で生き続けています。

出典・参考にした情報源

祖母の他界

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  • この記事を書いた人
シモムー

シモムー

日本年金機構の年金相談コールセンターにて新人研修講師を担当しながら社労士試験予備校にて講師を経験。2014年より公的年金の情報を初心者目線で解説する「みんなのねんきん」サイトで情報提供を続ける。年金を事例で学ぶ「年金ケーススタディ」で全問題の作問と解説を担当。具体例やイメージで理解できる情報提供を心がけている。

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