年アド3級 年アド3級各問分析

【2022秋最新版】年アド3級 年金制度の沿革 定番5知識だけは覚えとく

2019年3月29日

シモムー

みんなのねんきん主任講師

何が出題されている?

出題形式:誤っているものを選択

年金制度の歴史の中でのターニングポイントが問われます。

出題されるときは連続で出題され、出なくなると連続で出なくなるという傾向にあります。

直近では、2021秋で復活し、2022秋で再び出題なし。

出題があろうと無かろうと、問われることは年金を勉強する者なら当たり前のこと。

ですので、いつ出題されてもいいように準備しておきます。

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出題傾向から年金制度を考える

過去14回の正解になった知識

試験回 何があった? 誤り 正しくは
2022春 出題なし
2021秋 「第3号被保険者期間にかかる離婚時の厚生年金分割制度の実施」 平成19年 平成20年
2021春 出題なし
2020秋 出題なし
2020春(模擬) 出題なし
2019秋 出題なし
2019春 出題なし
2018秋 「被用者年金制度の一元化の実施」 平成28年 平成27年
2018春 「拠出制国民年金の実施」 昭和61年 昭和36年
2017秋 出題なし
2017春 出題なし
2016秋 「基礎年金番号制度の実施」 平成元年 平成9年
2016春 「厚生年金保険等の総報酬制の実施」 平成17年 平成15年
2015秋 「離婚時の厚生年金分割制度の実施」 平成21年 平成19年

出題があると、毎回いろいろなことが正解に。

バラけてますよね。

とはいえ、恐れる必要はありません。

定番の肢は毎回並んでいて、そこから正解になる可能性も高い。

下の表をご覧ください。

正解に関係なくよく登場するできごとTOP5

過去13回の登場回数 何があった? その年は?
「拠出制国民年金の実施」 昭和36年
「基礎年金番号制度の実施」 平成9年
「厚生年金保険等の総報酬制の実施」 平成15年
「全国民共通の基礎年金制度の実施」 昭和61年
「離婚時の厚生年金分割制度の実施」
「第3号被保険者期間にかかる離婚時の厚生年金分割制度の実施」
平成19年
平成20年

表を見てわかるとおり、正誤に関係なく、毎度同じ肢が出題され続けていることがわかります。

ですので、これらの常連知識は確実に頭にいれておかないといけません

そして、

これらの知識は古いものから順に並び、最近の改正が最後の肢に登場する傾向にあります。

この最後の肢は過去問には無いものが登場するのが特徴。

ただし、

2020年に大型改正があり、2021春・2021秋には改正に関する出題が別に1問の形で丸々出題がありました(基本知識問題の最後の方です)。

とすれば、

最近の改正に関する肢は、2020年までに施行されたものが並ぶのではないかと。2021秋はそのとおりでした。

2020年までに施行されたもので重要なものはこの下で列挙していきます。

【みんなのねんきん】年金アドバイザー3級対策

定番5つと最近の改正を整理

「拠出制国民年金の実施」

昭和36年から。

保険料を納めて将来に備える仕組みが拠出制。

反対に、保険料を納めなくても給付を受けられる仕組みが”無拠出制”。昭和34年から先行して始まりました。

無拠出制の時期は出題されないので、拠出制の昭和36年だけ覚えます。

「基礎年金番号制度の実施」

平成9年から。

各個人の年金記録を管理するために、基礎年金番号の仕組みが始まったのがこのタイミング。

年金手帳に載っている ○○○○ー○○○○○○ 4桁+6桁の数字です。

下にある「全国民共通の基礎年金制度の実施」から10年以上経ってから、国民年金、厚生年金、共済年金制度共通の番号が導入されました。

同じく”基礎年金”と言葉が入っているので間違いやすいと思われます。意識して区別します。

「厚生年金保険等の総報酬制の実施」

平成15年から。

ボーナスも含めた 総報酬 から保険料を徴収し、給付を行う制度です。

平成15年の3月までは、毎月の報酬額のみが給付額に反映するという仕組みでした。

厚生年金保険”等”となっていますが、医療保険である健康保険も同様に総報酬制となっています。

「全国民共通の基礎年金制度の実施」

昭和61年から。

国民年金、厚生年金、共済年金は別々の年金制度でしたが、ベーシックとなる基礎部分を共通化し、全員が”基礎年金”をもらえることになりました。

これが基礎年金制度。

繰り返しますが、「全国民共通の基礎年金制度の実施」とは混同しやすいので気をつけます。

「離婚時の厚生年金分割制度の実施」「第3号被保険者期間にかかる離婚時の厚生年金分割制度の実施」

平成19年、平成20年から。

合意によって分割する仕組みが平成19年から先行して始まり、翌年から第3号被保険者期間に対応した厚生年金記録を強制的に分割する仕組みが始まりました。

この2つはセットで覚えておくべきです。

2020(令和2)年までの最近の改正

上で説明したとおり、2020年の大型改正は独立した問題で出そうな予感。

そこで、それ以外の最近の改正を簡単に並べておきます。

押さえるところは施行のタイミングです。

  • 平成27年 被用者年金一元化
  • 平成28年 パートタイマーの社会保険加入条件の緩和
  • 平成29年 受給資格期間の10年への短縮化
  • 平成30年 マクロ経済スライドの繰越(キャリーオーバー)制
  • 平成31年 国民年金の産前産後保険料免除
  • 令和2年 国民年金第3号の国内居住要件の追加

この中で複数の出題実績があるのは 被用者年金一元化 くらい。

どれが出そうかも予想できないので、ざっと目を通しておくくらいでいいでしょう。

定番の5つの肢で正誤を判定できることのほうが大事です。

今回はこれが答えになる!

そもそも出題されるかどうかが問題になるこのテーマ。

連続して出題が無いルールに従えば・・

2022秋も 出題は無い!

というのが私の予想。

ただ、最初にも書きましたが、年金を理解する上で、その歴史の流れを知っておくことは基本中の基本。

最低でも上の頻度の高い知識だけはしっかり押さえておきましょう。



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年金アドバイザー3級試験に初受験から2022年春まで19回連続90点以上で合格中。満点は5回。優秀賞は8回受賞。試験に対する考え方・勉強方法について絶対の自信を持っている。