どんなニュース?簡単に言うと
2015年4月に祖母が他界しました。残された家族は年金制度からどのようなお金がもらえるか。孫のシモムーが検証します。全3回のシリーズものの第2回です。
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どんなニュース?もう少し詳しく!
シモムー祖母が2015年4月8日に亡くなりました。
その結果、私が母にアドバイスしたことは
- 遺族年金関係は誰も受け取れない
- 子である母が、祖母の半端な年金(3カ月分)を受け取れる
祖母が亡くなった直後に年金は振り込まれてしまった
祖母が亡くなったのは4月8日。
その時は15日の年金は振り込まれるかどうかが不明でした。
結果として祖母の年金は4月15日に振り込まれてしまいました。
4月8日に亡くなっているので、年金機構からの送金手続きはもはや止められません。
仮に入金前に金融機関が口座名義人が亡くなったことを知ると口座が凍結されます。
相続人がハッキリするまではお金の出し入れをストップするわけです。
口座が凍結されれば2カ月分の年金は年金機構に戻されるわけですがそうはならなかった。
それで問題無いのか?
問題ありません。
シモムー母が祖母の半端な年金受取の手続きをすれば、振り込まれた分は返さなくてよいということです。
残りの1カ月分(4月分)は完全に未払い状態。
4月に亡くなっているので4月分までが対象です。
そこで、この1カ月分は母が手続きして母名義の口座で受け取ることになります。
シモムー母、年金事務所へ 驚愕の事実が!
シモムー母は私の前回のブログ記事を見てそこまでの情報を手にして年金事務所へ出かけます。
ちなみに母は祖母の住まいのそば(神奈川県)の年金事務所へ行きましたが、母の住まい(長野県)の年金事務所で構いません。
そして、母から届いた1通のメール。
おばあちゃんの若い時に勤めていた厚生年金が、手続きしてないことが分かり「5年分だけですが、もらってください」とのことで、(略)、手続きができました。4月分は3カ月後位、厚生年金は半年~1年かかるそうです。別に急いでるわけではないのでいいのですが、時間がかかるのですね。
おぉ!おばあちゃん、勤めてたことがあったのか!ってことは浮いた厚生年金の記録が見つかったのか?
最初、良かったなと思った私ですが、
「ちょ、待てよ」(キムタク風)
厚生年金がもらえるって、本当に窓口の人はそう言ってんの?
遺族厚生年金と老齢厚生年金はどちらかを選ぶしかなかった
これは無理です。
なぜなら、祖母は定年まで勤めた祖父の遺族厚生年金を受け取っているからです。
祖母の厚生年金加入は数ヶ月だけ。
遺族厚生年金の方が高額になるに決まっています。
本来なら祖母は自分が掛けた老齢厚生年金を60歳から受け取る権利が生じています。
しかし、当時の仕組みでは老齢厚生年金と遺族厚生年金はどちらかしか選べません。
どちらを選ぶかと言えば、高額になるであろう遺族厚生年金を選ぶはず。
となると、老齢厚生年金は権利はあるけど「全額停止」ということになります。
ちなみに、現在の仕組みでは自分が掛けた老後の年金が掛け捨てにならないようになっています。
そこで、母には「残念だけどその厚生年金はもらえない」とアドバイス。
そして、数カ月後。
届きました。
通知が。
そこにはなんと5年分、200万円以上の数字が!
な、なぜじゃーーーー。
今回のニュースまとめ
今回はこんなことがわかりました。
- 故人が受け取るはずだった年金は亡くなった日によって振込が左右される
- 振込されてもされなくても遺族が手続きすれば問題なし
- 遺族厚生年金と老齢厚生年金はどちらか選ぶしかなかった時代がある
第2話は故人の最後の年金と遺族年金・老後の年金の話でした。
私は母からのメールのやり取りでしか情報を得ていません。
この母からのメールの文面からすれば、母は祖母の老齢厚生年金がもらえると完全に思っています。
窓口の人はそういうつもりで説明したのではないかもしれません。
私も電話相談コールセンターで勤めていましたからわかります。
とにかく年金制度は難しい。
制度が難しすぎるんです。
360度全方位に目を配って、絶対に間違えずに説明するのは不可能に近い。
これで大丈夫だろうか?
常に不安になりながら説明していたものです。
特に過去の記録が見つかったという場合は過去の制度が当時どうだったのかも知っていなければならず激ムズです。
さて、
結局お金は振り込まれたようですが、そのカラクリは?
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検証!遺族年金 ついに決着 そう来たか!シモムー祖母よ永遠に・・(第3回/全3回)|みんなのねんきん
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出典・参考にした情報源
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シモムー
みんなのねんきん主任講師