年金ニュース

2015年の情報セキュリティ事件の認知度ランキング 堂々1位はあの事件

投稿日:2015年11月18日 更新日:

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文:みんなのねんきん主任講師シモムー

どんなニュース?簡単に言うと

情報セキュリティ会社が「情報セキュリティー事件の認知度ランキング」なるものを発表しました。その堂々1位になったのが日本年金機構の情報流出事件。一応の対策は立てられましたが犯人逮捕はまだ。事件からの教訓を考えてみます。

どんなニュース?もう少し詳しく!

今回は年金制度解説の記事ではありません。

コンピュータが好きな私はむしろ今回の方が得意分野なんです。

始まりは夏だった

2015年6月に起きた日本年金機構の情報流出事件。

不審なメールを開いたことで年金に関する個人情報が漏洩したというもの。

情報セキュリティ大手のマカフィーが「情報セキュリティー事件の認知度ランキング」を発表しました。

そのランキング1位に輝いたのが年金機構の情報漏洩事件です。

認知度ですから、多くの人が「それは知っている」という結果だった。

確かにテレビや新聞で大騒ぎになりました。

知り合いから伝え聞く年金機構の相談現場も大変な様子でした。

事件が起きてまだ半年くらいしか経っていない。

ですがなんだか遠い昔の事件のような印象です。

その後、機構自身や第三者委員会の検証を経て対策がたてられました。

対象者には新しい年金手帳が発行され、漏洩した基礎年金番号は無効となりました。

漏洩した情報をもとにして年金を詐取される心配が騒がれましたが、そのようなことは起きませんでした。

しかし、

犯人はどうなったんでしょう?

どこかの会社のサーバーに記録が残っていたという報道はされていましたが・・。

(下に続きます)

事件を教訓に私達ができることとは?

さて、私たちにできることは何か。

「不審なメールを開かない」

そりゃ、無理です。

知人を名乗っての仕事に関連した内容のメールだったら私も開いてしまう。

この手のメールは非常に巧妙です。

「セキュリティソフトを入れる」

無理です。

悪いやつらは既存のセキュリティソフトで検知されないことを確認してから送ってきます。

そこで、私が思う、最も効果的な対策。

それは

「インターネットを利用しない」

実際、私が働いていた年金相談コールセンターの端末は一切、インターネットには接続されない仕組みでした。

大事な情報はネットとは切り離して運用する。

じゃ、今回の事件は何故おきた?

年金の機構の職員が本来切り離されていた個人情報をコピー。

それをインターネットに接続している機械に移動させて保存していたことが原因だそうで。

やはり、情報に対する意識、最後は人間です。

ルールを守る意識を持つしかない

私がコールセンターの研修講師をしていたとき。

「個人情報を扱っている意識が大事」ということを繰り返しました。

なぜなら、全省庁の中で厚生労働省、ひいては日本年金機構ほど個人情報を集めているところは無いからです。

情報の量は違えど会社も同じ。

「マイナンバーを漏洩したら罰則があるからしっかりやる」

ではなく、そもそもマイナンバー以前に漏洩しちゃいけない個人情報はたくさんあります。

企業はルールを作って情報が漏洩しないように予防線を張っています。

面倒でもルール通りにやるという意識が大事でしょう。

忘れていた年金機構の漏洩事件を振り返って、情報セキュリティを考え直したいところです。

ちなみに、記事の元となった調査、昨年1位は何だったでしょう。

「ベネッセの個人情報漏洩」だそうです。

今回のニュースまとめ

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  • 「情報セキュリティー事件の認知度ランキング」1位は日本年金機構の事件
  • 情報を盗もうとする手段は巧妙
  • 最後は人間の意識次第。面倒でもルールを守ることが大事

いやぁ~、今回は年金制度とは関係ない話になってしまいました。

制度がうんぬんの前に情報の管理体制をしっかりする。

年金の記録問題も根っこは同じ気がします。

年金機構の不祥事はこれで終わりにして欲しいです。

出典・参考にした情報源

15年の情報セキュリティー事件、認知度1位は年金情報流出  :日本経済新聞
そりゃ、1位にもなるよ

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シモムー

シモムー

日本年金機構の年金相談コールセンターにて新人研修講師を担当しながら社労士試験予備校にて講師を経験。2014年より公的年金の情報を初心者目線で解説する「みんなのねんきん」サイトで情報提供を続ける。年金を事例で学ぶ「年金ケーススタディ」で全問題の作問と解説を担当。具体例やイメージで理解できる情報提供を心がけている。

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