どんな事例?簡単に言うと・・
2022年6月から「みんなのねんきん社会保険労務士法人」でラジオCMを始めました。CMをどのように作成するのか、滅多に経験できないことなので記録として残しておくこととしました。
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こんな事例を考えてみましょう
(膝から崩れ落ちるシモムー _| ̄|○)
というわけで、マスメディアを利用して、みんなのねんきんの認知度アップを目指すこととしました。
(実際にはシモムーは出演しておりません)
今回の事例の何が問題なんでしょうか
マスメディアと言っても、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などいろいろあります。
その中でも、ラジオCMを選びました。
学生時代に聴いていたラジオですが、社会人になってからはほとんど聴くことがなく・・・。
ところが、
数年前からスマホのアプリ(「radiko」といいます)でラジオが聴けることがわかり、再び定期的に聴く習慣が戻ってきました。
メモ
余談ですが、学生時代は深夜ラジオをしょっちゅう聴いていました。朝起きれなくてよく学校に遅刻したものです。今は朝からニュース系の番組を聴きながら仕事をすることが多いです。
そんなわけで、ラジオを選んだのは私にとって一番身近なマスメディアだったからです。
しかし、
一体どのようにCMを作り、どう放送するのか・・。
そこが問題となります。
解説してみましょう
まずは広告代理店に相談した
とにかく、何をどうしたらいいかわからないことだらけ。
直接放送局に連絡しても無理そうなので、広告代理店にお願いすることにしました。
(とゆーか、広告代理店にお願いするしか方法がありません)
既に、2022年6月からラジオCMをすることだけは決めていました。
で、
実際にネットで調べた広告代理店に相談したのが、5月のGW明け。
既に1ヶ月切っている状態でした。
なぜ相談が遅くなったのか?
相談が遅くなった理由・・。
それは、
補助金申請をしていたからです。
日本商工会議所で小規模事業者持続化補助金というのがありまして、販路拡大に対する施策に補助金を出してもらえるというものなんです。
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令和元年度補正予算 日本商工会議所 小規模事業者持続化補助金 :: TOP
続きを見る
メモ
販路拡大を目的にしていますので、ホームページの作成やネットへの広告などに対する費用に対して補助されます。社労士などの士業でも利用できます。
この補助金。
申請すれば必ずもらえるというものではありません。
こちらが提示した販路拡大案に対してゴーサインをいただかないと駄目なんです。
現状こういったなかで、これこれこういう問い合わせを増やしたいのでラジオCMをしたい。さすればこんな状況になるはず。
という企画を客観的な数字やデータを示しながら資料を作り、提出しました(これが相当苦労しました)。
その結果、「やってよろしい!」とゴーサインをいただくことなったのです。
2022年2月初旬で応募が締め切られ、結果が出たのが4月27日。
ゴールデンウィーク直前だったので実際に動けたのが連休明けだったわけです。
残り1ヶ月を切って6月オンエアーに間に合うのか?
突貫工事で作業が始まりました。
CM制作はこんなだった
2022年6月2日の最初のオンエアーまで1週間を切った5月27日。
都内某所。
われわれ取材班(シモムー1人)は、とあるビルの1室に潜入した・・。
机の上には1枚の紙切れが・・。
このコピー(文章)は私が起案して、広告代理店と放送局とのやり取りで完成したものです(ほとんど私のアイデアを採用してもらっています)。
制限時間は20秒。
時間制限があるのはもちろんのこと、
「この言葉はおかしい」
「こうしないといけない」
「100万円の根拠を示せ」
と色々指示を受け、何度も推敲を重ねました。
当初は、代表の岡田先生を登場させることも考えたのですが、尺が短いため断念したという経緯があります。
冒頭のジングル「♪みんなのねんきん」は私の甥っ子・姪っ子にしゃべってもらったものです。
最初の会社を起業して、動画コンテンツを作った際の2014年に収録したものですが、まさか8年後のラジオCMでも使えるとは・・。
話を戻します。
既にプロのナレーターの方は別室でスタンバイしている状態。
この別室と、私たちがいる部屋は音声でやり取りできる状態になっています。
ナレーターの方は私達のいる部屋のディレクターから指示を受けるわけです。
そして、いよいよ収録開始。
私が最もなるほどと思ったのが、実際に何テイクも撮りながら、現場で微調整しながら変わっていくところ。
実際はこんな流れです。
- ディレクターが「こういう感じで」とナレーターに指示を出す
- ナレーターは指示に基づきナレーション
- エンジニアが録音したものを即時に編集
- 全員で収録内容を聴き、私も感想を言う
- 感想をもとにディレクターがアイデアを出して「1」に戻る
例えば、最初の案ではBGMは冒頭から流れていたものを、途中から流すテイクに変えてみたり。
時間に余裕があったので、「みんなのねんきん社会保険労務士法人で検索」のあとに「カチッ」とマウスのクリック音を入れたり。
また、もともと「で検索」という言葉はなかったのですが、収録中に急遽加えました。
ナレーターの方も、声の調子を変えて話してもらったり(「もう少し明るい感じで」とか)、こちらの注文に対応してもらいました。
実際の収録はこんな感じです。
数々のテイクを重ね、そして最終的に完成したのがこちら。
このようにして、CMができあがったのです。
1時間弱の収録時間でした。
今回の事例まとめ
今回は「みんなのねんきん」初のラジオCMに取り組んだ記録を残してみました。
ポイントは以下のとおり。
- ラジオCMの制作・放映は広告代理店を通すしか無い
- 事前に作ったコピーを土台にして本番の収録では柔軟に変えながら収録していく
- マスメディアならではの広告審査・会社の審査に通る必要がある
突貫工事で取り組んだラジオCMですが、なんとかオンエアーにこぎつけることができました。
関係者の方全員に感謝申し上げます。
数々のハードルを乗り越えたからこそ、CMをしているということ自体が弊社への信頼向上につながると思います。
これをきっかけに「みんなのねんきん」を多くの人に認知してもらい、障害年金手続代行を通じて社会に貢献していきたいと考えています。
協力
広告代理店:株式会社一広クロス
シモムー
みんなのねんきん主任講師