【2024秋最新版】年アド3級で24回連続合格、平均96.435点の結果を出してわかった大事なこと|みんなのねんきん

2019年5月30日

シモムー

みんなのねんきん主任講師

公的年金制度の勉強を続けるシモムーです。

私は年金に関する情報発信をしたり、障害年金専門の社労士法人を立ち上げたり、障害年金の専門家を養成する講座を主宰しています。

「シモムーって誰?」「本当に実力あるの?」

ネット上で信頼を得るためには実績を見せることが大事だと思っています。

30歳の当時、私は「年金アドバイザー試験(銀行業務検定協会主催)」に合格し続けることで信頼を得るきっかけをつかもうと思いました。

最初は2級試験だけを受けていたのですが、途中からは3級も同時に受けるようになりました。

ここでは当時の3級の成績表を写真付きで公開します。

2級はこちらの記事で公開しています。

年アド2級に15年連続合格したら見えてきた3つのこと|みんなのねんきん

公的年金制度の勉強を続けるシモムーです。 私は年金に関する情報発信をしたり、年金をケーススタディで学ぶ勉強会を主宰しています。 「シモムーって誰?」「本当に実力あるの?」 ネット上で信頼を得るためには ...

また、受験当時の感想や受験対策に対する当時の考え方も記載しました。

3級試験は普通に勉強をしさえすれば誰でも合格できる試験です。

ただ、高得点で合格するためにはきちんと対策を立てた勉強が必要です。

実際に私が受験していくなかでどのような考えで高得点を出し続けてきたか。

これから受験される方にとって、私の受験歴が何らかの参考になれば幸いです。

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シモムーの3級合格履歴

注:ネット上では「シモムー」で活動したいので氏名は伏せています。が、途中で面倒になって本名載せてます。

初受験 2011年春 94点

年金アドバイザー3級 成績表 2011年春

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受験のきっかけは資格予備校で講座を受け持つことになったからです。

どんな問題が出るのか様子を見るための受験がこの回でした。

これといった勉強はせずに受験した結果、後半の技能・応用問題で3つ間違えています。

「この試験は技能・応用がちょっと難しいかな」とそんな印象を持ちました。

2回目 2011年秋 92点

年金アドバイザー3級 成績表 2011秋

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今回もタカをくくってろくに勉強せずに受験したため基本知識問題を含めて4つ落とす結果に。

この試験で合格を目標とするなら、まずは基本知識問題で点数を積み上げることを目指さないといけません。

これを機に基本知識問題では60点満点を目指そうと決意したのを覚えています。

3回目 2012年春 92点

年金アドバイザー3級 成績表 2012春

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この回は前回の反省に立って対策を講じて臨みました。

ところが、またしても4つのミス。

それもそのはず。合格率が前回の43%から22%と一気に21ポイントも下落。

3級は4割くらいの合格率が普通ですが、たまに急落することもあるのであなどってはいけません。

この回の出題内容を見てみると全体的に例年とは異なる引っ掛けが多く難易度が高かったです。

平均点が10点も下がったのでちょっと特殊な回だったと思います。

4回目 2012年秋 98点

年金アドバイザー3級 成績表 2012秋

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今度こそ満点を目指すという意気込みで臨んだ2012年秋。

この回はなんとマークミスをしてしまいました。

成績表の真ん中右に「マークミス」と自筆の跡が。

確かに問題冊子に記録していた自分の答えと異なっていて呆然。

以降、マークシート提出前にかならず複数回ミスがないかを確認をするようになりました。

5回目 2013年春 98点 個人賞

年金アドバイザー3級 成績表 2013春

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今回はマークミスは無いはずだと意気込んで臨んだ結果発表。

成績通知の前に1通の封筒が届きました。

それは個人賞のお知らせ。嬉しかったものです。

画像の成績表にも上部に「祝・個人賞」とあります。

今回も技能応用問題で1つのミスがあり、満点は無理だったので意外でした。

個人賞は3級の場合、満点を取らなければ無理だと思ってください。

この回は合格率が28%と難易度が高く、満点でなくとも受賞できたのはマグレでした。

6回目 2015年春 100点 個人賞

年金アドバイザー3級 成績表 2015春

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1年のブランクを経て受験を継続することにした6回目。

ついに目標の満点を取ることができました。満点なら文句なく個人賞も受賞です。

この回は午後に受けた2級試験でも個人賞を受賞し、両方の試験で目標を達成できたのは嬉しかったです。

ところで成績表を眺めてみると、初受験の2011年に比べて受験者数が大幅に減っています。

約2万人いた受験者が1万1千くらいですから半分くらいになっています。

当時の5000万件の宙に浮いた年金記録問題が落ち着いてきたことが影響していると思います。

ライバルが少なければ合格しやすいかといったらそんなことはありません。

この試験は60点の合格ラインは毎回変わらないので、単純に自身の実力のみが合格を左右します。

7回目 2015年秋 96点

年金アドバイザー3級 成績表 2015秋

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この回よりひたすら満点を目指そうと決意した2015年秋試験。

技能応用問題で2つのミスで満点ならず。

この試験の技能応用部分はどんなに合格率が高いときであっても平均点が16点17点くらいです。

技能応用は半分くらいしか得点できないというのが受験生の傾向です。

だからこそ、逆に基本知識問題でどれだけ得点を稼げるかが重要。

今回はまずは基本知識でミスがなかったことは良かったと言えます。

8回目 2016年春 100点 個人賞

年金アドバイザー3級 成績表 2016春

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2回目の満点で個人賞。

当時の問題冊子を眺めてみても特に目新しい傾向の変化はありません。

強いて言うと技能応用の最初の問題(問31、32)は近年激しく難易度が高くなっていて容易に答えが出ません。

そういった難問に対してどう取り組むか、その対策が高得点を取るにあたって重要となります。

9回目 2016年秋 100点 個人賞

年金アドバイザー3級 成績表 2016秋

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2回連続の満点で個人賞。

特筆すべきは受験者数が大台の1万人を割ったということ。

これまで1万人は維持していたのに9,100人にまで減っています。

最盛期2万人ですから、1万人の人たちはどこに行ってしまったのか謎です。

10回目 2017年春 98点

年金アドバイザー3級 成績表 2017春

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10回目の節目となった2017年春。

ケアレスミスで1問落としてしまいました。

定番の税金問題に足をすくわれる結果に。

いつもの問題だからという慢心と、午後の2級試験の準備をしたいため早く答案を提出したいという焦りが原因でした。

この試験は2時間30分ありますが、時間一杯まで会場に残っている人はほとんどいません。

だからといって他の人に合わせて早く退出する必要はありません。

見直しは手持ちの時間一杯やるべきです。

11回目 2017年秋 98点

年金アドバイザー3級 成績表 2017秋

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またも満点を逃した2017年秋。

今回は基本知識問題を1つ落としてしまいました。

確定拠出年金に関するものだったのですが、過去問では問われたことのない肢の判断ができませんでした。

私は過去問しか分析しませんので、過去にデータがないものには弱いです。

しかし、逆にいうと過去問分析を徹底することで点数は伸びると断言できます。

12回目 2018春 98点 個人賞

年金アドバイザー3級 成績表 2018春

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受験者数8,200人と近年最も少ない2018春。

1問間違えても個人賞を取れたのはいいのですが・・。

手持ちの問題冊子の自分の答えと成績表の答えが違っています。

意味不明のマークミスになっています。

複数回見直しをしているので、間違えるはずは無いのですが・・・。

こういうものは問い合わせをしても絶対に答案内容を開示してはくれません。

文句を言っても仕方ないので受け入れるしかありません。

気持ちを切り替えて前進していくだけです。

13回目 2018秋 96点

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2つ間違えてしまったのは久しぶり。

一番難問と感じている問31で足元をすくわれてしまいました。

この3級満点の鍵は問31以外ありません。

満点を目指す人は問31攻略を確実にすべきです。

14回目 2019春 96点

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またもや2つも間違い。

今回は基本知識問題で1つ落としてしまいました。

確定給付企業年金の出題が久しぶりにあり、過去に正解になったことがない知識が正解に。

こういうのは困るんですよ。過去問に無いものを出さないでほしい。

今回は2つ間違えて13位だったので、1つのミスなら個人賞取れていたと思います。

そういう意味で満点を取ることは難しかった回だったと思います。

15回目 2019秋 100点 個人賞

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受験者数がなぜか2000人くらい増え、底をうった感じがあった2019秋。

合格率が前回よりも8ポイントも増えたせいか、あまり難しさは感じなかったです。

通算6回目の個人賞を受賞しました。

メモ

2020春試験は史上初の中止となったので受験できませんでした。

16回目 2020秋 96点

【みんなのねんきん】シモムーの実績

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受験者が久しぶりに1万人を超えた今回。

2020春は史上初の中止になったのでその分、今回の受験者が増えたのかもしれません。

試験後、「もしかしたら個人賞は90点切るかも・・」

と感じたくらい私の受験歴上最高難易度の3級でした。

過去問では出題がない肢、出題がない形式があちこちに並んでいて本当に難しかったです。

3級はたまに大幅に難化することがあります。

難化してもすぐに戻るのが通常ですが、今後はどうでしょう。

引き続き受験を続けて様子を見ます。

17回目 2021春 98点 個人賞

【みんなのねんきん】シモムーの実績

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前回は1万人を超えていた受験者が今回は6000万人と通常モードに戻りました。

難易度は前回の高難度からこちらも通常モードに。

合格率は30%台ですので、解いていていつもどおりだなと感じました。

とはいえ、またも満点ならず。

過去問で訊かれたことが無い出題があるとダメなんですよねぇ。

私は過去問絶対主義者なので、データが無い出題には弱いんです。

気を取り直して次は満点を目指します。

18回目 2021秋 94点

【みんなのねんきん】シモムーの実績

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受験者数は5000人にまで減り、かつ、これまでの経験で最も難易度が高い試験回でした。

というのも、長年変化のなかった出題傾向にところどころで変化が生じたからです。

過去では一度も問われたことがない知識が出題されるわけですから難易度が高くなるのは当然。

合格率も35%と受験者数が少ない中でこの数字ですから相当難しい。

今後もこの出題傾向の変化は続くのか、予断を許さない状況です。

19回目 2022春 100点 個人賞

【みんなのねんきん】シモムーの実績

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全体の受験者数が5,000人を切り、私が受験したなかで最も少ない受験者数となりました。

CBT形式の受験方法もあるので、紙問題での受験を選択しない人が増えているのかもしれません。

全体合格率は3割ちょっとということで、前回よりもダウン。

私の感覚としては、前回の傾向変化を踏まえての出題だったので割と簡単に感じたのですが、全体としては難易度が上がったという結果となりました。

過去問やっていれば対応可能な出題だったと思うんですが・・・。

さて、次回からは試験時間が30分もカットされるので、時間短縮が合格率にどう影響するか、今からちょっと怖いです。

20回目 2022秋 86点

【みんなのねんきん】シモムーの実績

受験者数が5,000人を切ったのは前回。

今回は更に減って3000人台にまで減少しています。近年どんどん受験者が減っているのはどういうわけなのか・・。減った分はCBTに移動しているのかはわかりません。

この2022秋からは2時間30分だった試験時間が2時間に短縮され、大急ぎで解いたのですがそれでも時間が足りなかったです。

出題内容も過去の出題に無いようなものが多く出ていて、私自身焦りの中で歴代最低得点に沈んでしまいました・・。

過去19回、90点切ったことがなかったのですが、時間短縮+内容難化のダブルパンチに遭いました。

今後は取り組み方を変える必要があると感じます。

具体的には時間が足りないので捨てる問題を見極める必要があるということ。

今回は3級試験の歴史におけるターニングポイントになったと思います。

21回目 2023春 98点 個人賞

【みんなのねんきん】年金アドバイザー試験21回目の合格・全国1位・個人賞

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試験時間が短縮されたことで大幅に難化した前回の反省に立ち、しっかり対策を立てて臨んだのが今回。

結果的に全国1位で個人賞を取ることができました。

前回は30分の短縮に対応しきれなかったのが敗因ですが、今回はきっちり修正できました。

これで会場試験とCBT試験が同じ試験時間になったので、今年からはCBT試験も受験をしてその対策方法をお伝えできればと思っています。

ちなみに、

個人賞を取ると、成績表が届く前に以下の通知が来ます。

今回は個人賞対象者は12人。92点以上が対象と低い点数だったので難易度は高かったということがわかります。

【みんなのねんきん】年金アドバイザー試験21回目の合格・全国1位・個人賞

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22回目 CBT試験 2023年度 94点

【みんなのねんきん】CBT年金アドバイザー3級受験結果

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【みんなのねんきん】CBT年金アドバイザー3級受験結果

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2023年度からCBT試験にもチャレンジしてみることにしました。

最新の試験は6月から受けられるので、毎年1回6月中に受験する予定。

2023年は6月6日に大阪天王寺で受けてきました。

受験直後に結果がわかるのはメリットですが、問題の検証ができず、受験を通じて新しい知識などを学べないというのがデメリットです。

なぜ3つ間違えてしまったのか・・。

ただ、今回の試験を通じて、秋試験がどうなりそうかは見えてきました。

特に2023年度は基礎年金の年金額を始め、67歳以下と68歳以上で年金額が変わるので、その点の出題のされ方がわかったのは収穫でした。

これを次回の2023秋に活かしていこうと思います。

23回目 2023秋 94点 個人賞

【みんなのねんきん】2023秋年アド試験合格個人賞

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今回も試験時間2時間に対応すべく、万全の準備で臨みました。

94点で個人賞ですから、やはり難易度が上がっています。

全体の合格率も22%ですから、客観的なデータにおいても高難度であることがわかります。

難化しているのは過去問でも見たことがない肢が結構並んでいることも要因ですが、最大の要因は時間が足りないことだと思います。

3つの間違いのうち、焦って「正しい」もの「誤り」のものを逆に答えてしまいケアレスミス。こういうのは私の受験歴の中でも初めてでした。

今後の3級は時間コントロールが鍵を握ることを実感した回でした。

24回目 2024春 98点 個人賞

【みんなのねんきん】2024春年アド試験合格個人賞

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前回と同程度の受験者数(約2400人)でしたが、合格者が100人ほど増えたので若干難易度が低くなりました。

合格率は29%で前回より7ポイント上昇。

特に変わった出題もなかったので標準的なレベルだったと思います。

3級は合格率3割くらいが標準レベルではないかと実感します。

個人賞受賞は今回で11回目となりました。

まとめ

最後にこれまでの3級受験の歴史からわかったことをまとめましょう。

  • 2万人以上の受験者が現在は5000人以下。ライバルの多寡は関係なく、60点にいくか否か自分自身との戦いである
  • まずは基本知識問題の満点を目指せ 技能応用問題はみんなができない
  • マークシート形式には必ずマークミスが伴う。提出前に必ず複数回の見直しをすべし
  • 個人賞を目指すなら満点を目指せ それでも満点は取れないが、高い目標で勉強することが成長につながる
  • 2時間の試験時間では時間が足りない。捨てる問題の見極めがより重要となる

20回以上継続して受験して感じたのは成長したという実感です。

知識を高める・維持するために大事なことはたった1つ。

それは挑戦し続けることです。

それが結果的に自身の成長につながると思います。

また、自身が持っている知識を他人に伝えるということは自分自身の成長のために重要であるとも感じます。

これからもブログ記事や動画による解説を通じて役立つ情報を発信し、ひいては自分の成長にもつなげたいと思っています。



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年金アドバイザー3級試験に初受験から2023年春まで21回連続86点以上で合格中。満点は5回。優秀賞は9回受賞。試験に対する考え方・勉強方法について絶対の自信を持っている。