年金ニュース

発表!2017年度年金の改定はこうなる!国民年金保険料は上限達成編

投稿日:2017年2月14日 更新日:

出典が公開された日:2017年1月27日

どんなニュース?簡単に言うと

厚生労働省より2017年度(平成29年度)の年金額の改定について発表がありました。今年度に比べて0.1%減額とのこと。他には国民年金の保険料額や在職老齢年金の数値も発表されています。今回は国民年金の保険料額についてもう少し詳しくお伝えします。

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どんなニュース?もう少し詳しく!

1月末に厚労省が発表した3つの年金に絡んだ数字。

年度が変わると色々な数字が変化します。

  1. 年金額:老後の年金は若干減額
  2. 国民年金の保険料額:納める保険料はいよいよ上限達成!
  3. 在職老齢年金:65歳以降の人は46万円で計算

概略を最初にお知らせし、

発表!2017年度年金の改定はこうなる!とりあえずこうなった編

出典が公開された日:2017年1月27日 目次1 どんなニュース?簡単に言うと2 どんなニュース?もう少し詳しく!2.1 年金額:老後の年金は若干減額2.2 国民年金の保険料額:納める保険料はいよいよ ...

その後、年金額について、0.1%減額の詳細をお知らせしました。

発表!2017年度年金の改定はこうなる!年金は減額編

出典が公開された日:2017年1月27日 目次1 どんなニュース?簡単に言うと2 どんなニュース?もう少し詳しく!2.1 2017年度は0.1%の減額2.2 どんな理由で0.1%減額となったのか2.3 ...

今回は「2.国民年金の保険料額:納める保険料はいよいよ上限達成!」について見ていきます。

2017年度は前年度比230円アップ

出典:厚労省発表のPDFより抜粋(クリックで拡大)

国民年金の保険料はサラリーマンやその配偶者以外の人が毎月納める金額になります。

一般的には自営業者や学生が対象になります。

厚労省の発表によると、2017年度の国民年金の保険料は16,490円。

今年度に比べて230円増額します。

また、2018年度の保険料も既に発表されていて、16,340円

2017年度に比べて150円減額します。

2年度分が公表されるのは、最後に説明する2年前納制度があるからです。

保険料の一方的な上昇は2017年度で終わり

厚労省の資料をもう一度眺めてみると、大事なことが書いてあります。

国民年金の保険料は、平成16年の制度改正により、毎年段階的に引き上げられてきましたが、平成29 年度に上限(平成16 年度価格水準で16,900 円)に達して、以後、その水準は固定されます。

そうなんです。

2017年度(平成29年度)で段階的な引き上げは終了。

以後、この16,900円の水準は固定されることになります。

高齢化しているけどこんなことして大丈夫か?

現役世代の保険料負担はもはや限界。

このまま放っておくと2031年度には29,500円/月額となる試算結果が・・。

そこで、

青天井になる保険料の引き上げはどこかで歯止めをかけ、受け取る年金額を増えない仕組みに改めました。

それが、平成16年の制度改正のこと。

年金額0.1%減額の記事で説明した”マクロ経済スライド”で、受け取る年金額が増えないようにします。

発表!2017年度年金の改定はこうなる!年金は減額編

出典が公開された日:2017年1月27日 目次1 どんなニュース?簡単に言うと2 どんなニュース?もう少し詳しく!2.1 2017年度は0.1%の減額2.2 どんな理由で0.1%減額となったのか2.3 ...

ちなみに、平成17年度からの保険料額引き上げはこう決まっています。

平成17年度13,580円
平成18年度13,860円
平成19年度14,140円
平成20年度14,420円
平成21年度14,700円
平成22年度14,980円
平成23年度15,260円
平成24年度15,540円
平成25年度15,820円
平成26年度16,100円
平成27年度16,380円
平成28年度16,660円
平成29年度以降16,900円

実際の額は以下で説明するように物価等の変動を反映して若干の違いがあります。

10年以上掛けて一方的な引き上げを続け、そして、いよいよ2017年度(平成29年度)で引き上げ終了。

引き上げスタート時は13,000円台だったというのは安かった感がありますね。

2017年4月11日 追記:

産前産後期間の保険料を免除する仕組みができた改正で上限に達する時期が平成31年度となりました。

財源として保険料が100円上乗せとなったからです。

そのため、

平成29年度・30年度 16,900円

平成31年度から 17,000円

となりました。

16,900円を基準にして毎年度上がったり下がったりする

先ほどの厚労省の資料の続きにはこうあります。

また、実際の保険料額は、平成16年度価格水準を維持するために、国民年金法第87 条
第3項の規定により、名目賃金の変動に応じて毎年度改定され、

で、その改定の結果、2017年度と2018年度の金額がでましたよ、ってことなんです。

「名目賃金の変動に応じて」

とありますが、上の表に出ている保険料額に保険料改定率というのものを掛けて変化する仕組みです。

平成16年の改正で決まった各年度の金額 × 保険料改定率

2017年度は16,900円に保険料改定率を掛けるわけですが、実際の金額が16,490円ですから、1未満の率ですね。

確定した保険料改定率は毎年3月末日付の政令で発表されます。

こんな政令なんですよ。

※参考 国民年金法による改定率の改定等に関する政令 e-gov法令検索HP

改定の仕組みに関してより詳しくは、日本年金機構のウェブサイトが参考になります。

※参考 国民年金保険料の額は、どのようにして決まるのか? 日本年金機構HP

(下に続きます)

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保険料額が決まれば前納額も決まる

国民年金の保険料は先にまとめて納める仕組みがあります。

それが前納。

納めるべき保険料額が決まれば、前納できる金額も決まります。

同じく発表された厚労省のプレスリリースによるとこうです。

(クリックで拡大)

今回注目すべき点は、「(3)2年前納」です。

これまでは「口座振替」でしか納められなかったのですが、「現金納付」「クレジットカード納付」が可能となりました!

図には出ていませんが、カード納付の割引額は現金納付と同じです。

また、

口座振替とカード納付は手続きの締切がありますから注意。

2017年2月末日までに年金事務所にGO!です。

今回のニュースまとめ

シモムー

今回のニュースは厚労省から発表された2017年度の年金額の改定に絡んで

2.国民年金の保険料額:納める保険料はいよいよ上限達成!

を詳しくご紹介しました。

ポイントをまとめてみると、

  • 保険料額は平成29年度で一方的な引き上げは終了する
  • その後は16,900円に保険料改定率を掛けて実際の保険料を計算する
  • 同時に前納額が公表され、2年前納がパワーアップ

といったところです。

今後の保険料は一方的なアップはしないわけで、我々現役世代にとってはありがたいですが、年金財政は大丈夫でしょうか。

同時に進めなければいけない”マクロ経済スライド”が機能していません。

心配しても仕方ありません。

今、私にできることは・・・パワーアップした2年前納でカードのポイントをゲットすることくらいです!

出典・参考にした情報源

厚生労働省 プレスリリース 2017年1月27日

PDF資料はこちら

同日に発表された前納額に関するプレスリリースはこちら

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シモムー

シモムー

日本年金機構の年金相談コールセンターにて新人研修講師を担当しながら社労士試験予備校にて講師を経験。2014年より公的年金の情報を初心者目線で解説する「みんなのねんきん」サイトで情報提供を続ける。年金を事例で学ぶ「年金ケーススタディ」で全問題の作問と解説を担当。具体例やイメージで理解できる情報提供を心がけている。

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