年アド3級 年金資格

年アド3級技能応用7 遺族給付 長いか短いか見極めはそこです

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メモ

この記事は2018年秋向けのものです

過去の出題傾向からシモムーの感想

障害給付に続いて定番の問題。

内容はこれでもかというほど、過去問と同じことが出る。

しかも、知識レベル的には基本知識問題の延長線。

が、過去問集を見る限りでは正解率は高くありません。

チャンスです。周りはきちんと理解していません。

確かに、

遺族基礎年金・遺族厚生年金・死亡一時金・寡婦年金が勢揃い。

障害をお持ちのお子さんが登場する可能性も高い。

遺族厚生年金は長期要件か短期要件かの理解もしていないといけない。

ただ、

それらの知識は基本知識問題で既に学んでいます。

家族状況をきちんと把握すれば確実に得点できると思います。

ここ注目!ここがポイントだ!

注:前半と後半が逆になる回もあります。2017春は逆でした。2017秋は元に戻りました。

前半:国民年金の遺族給付 必ず遺族基礎年金がもらえる家族構成

設問読まなくても1つ肢が消える

過去の出題どれをとっても家族構成は同じ。

それは遺族基礎年金がもらえる状況にするためです。(そうしないと問題が広がらない)

そこで、

早速肢の1つが消えます。

死亡一時金はもらえないから。

遺族基礎年金が受給できる場合は死亡一時金は出ませんよね。

そこでこの問題は既に実質4択なんです。

寡婦年金が支給される意地悪なケースもある

寡婦年金はどうか。

過去9回の事例中、第1号被保険者における保険料納付をみてみましょう。

  • 2018春 180カ月 寡婦年金可能性あり
  • 2017秋 132カ月 寡婦年金可能性あり
  • 2017春 102カ月 寡婦年金可能性なし
  • 2016秋 30カ月 寡婦年金可能性なし
  • 2016春 300カ月 寡婦年金可能性あり
  • 2015秋 7年 寡婦年金可能性なし
  • 2015春 105カ月 寡婦年金可能性なし
  • 2014秋 25年6カ月 寡婦年金可能性あり
  • 2014春 168カ月 寡婦年金可能性なし

寡婦年金の可能性は半々。

現在は受給資格期間が短縮されているので120カ月あるかどうかをチェックすることになります。

振り返りになりますが、寡婦年金は亡くなった夫が10年の受給資格を満たしていることが必要。

25年だったものが10年に短縮されたのは寡婦年金の要件でも同じです。

また、

寡婦年金をもらえる場合は1点注意。

遺族基礎年金と寡婦年金は時期がずれれば両方もらえる

寡婦年金は60歳になったら支給が開始される。

それまでに遺族基礎年金が失権していれば両方もらえます。

基本知識問題でも同じようなことが設問にあります。

振り返っておいてください。

年アド3級基本27 寡婦年金と死亡一時金 必須論点の◯◯関係を押さえよ

メモ この記事は2019年春向けのものです 目次1 何が出題されている?1.1 過去10回の正解となった知識2 出題傾向から年金制度を考える2.1 1 死亡一時金は掛け捨てを救済する制度2.2 2 寡 ...

子に障害がある場合が過去9回のうち3回

障害を持つ子が事例に登場するケースが過去9回のうち5回あります。

  • 2018春 障害あり 健常者の末っ子より20歳到達遅い
  • 2017秋 障害あり 健常者の末っ子より20歳到達早い
  • 2017春 障害なし
  • 2016秋 障害なし
  • 2016春 障害あり 健常者の末っ子より20歳到達遅い
  • 2015秋 障害あり 健常者の末っ子より20歳到達早い
  • 2015春 障害なし
  • 2014秋 障害なし
  • 2014春 障害あり 健常者の末っ子より20歳到達遅い

ミスを誘発させるため、障害を持つ子と末っ子の歳を近くします

すると、健常者の末っ子の18歳到達後の年度末と障害を持つ子が20歳になる時期とを注意深く確認する必要があります。

子に障害がある場合は、健常者の末っ子と障害のある兄姉とどちらが早く終了の時期になるのか、年齢の引っ掛けがあると思ってください

事例の子に障害があるか、あれば丸でくくって要注意のサイン。慎重に判断します。

この論点は前問の障害給付と同じですよね。

そんなに同じことを繰り返さなくてもいいのにと思いますけどね。

(下に続きます)

後半:遺族厚生年金 ポイントは1つ!短期か長期か

亡くなった時の加入制度に注目せよ

後半の設問は計算式で出してくるか、単なる文章の選択問題かどちらか。

どちらの場合で出してきてもポイントになるのは1つ。

それは、短期要件か長期要件かを正確に判定すること。

さらに事例での着目ポイントは亡くなった時にどの制度に入っていたかです。

  • 亡くなった時に厚生年金の被保険者だった:短期要件
  • 亡くなった時に国民年金の被保険者だった:長期要件
シモムー
という機械的な判断で問題ありません。

と、以前までのアドバイスはこれで良かったのですが、なんと2018春は初の事例が登場。

それは、

亡くなったのは国民年金の被保険者だが、厚生年金加入中の初診日から5年以内の死亡

というもの。確かに、事例中に初診日の記載があります。

2018春は短期要件にも長期要件にも該当するので、申出がない限りは短期要件の遺族厚年として把握しなければならず、難しかったと思います。

(私の問題冊子にも”難”とメモしてあります。当時の受験会場での難しさを分析しながら思い出しました)

そして、短期か長期か判別ができたなら、

短期要件の場合、

  • 300カ月みなしで計算
  • 中高齢寡婦加算は夫の厚生年金の被保険者期間の長短に関係なく加算

長期要件の場合、

  • 300カ月みなしはされずに実期間で計算
  • 中高齢寡婦加算は夫が原則20年以上の厚生年金の加入必要

となります。試験では300みなし中高齢寡婦加算だけ注意すればよろしい。

なぜか。

過去10回では2つの知識だけが正解を左右している

実は過去10回のほとんどがこの2つのどちらかで正解になっています。

(2016春は意味不明なものが正解。2017春は300みなしが無いことがわかれば一気に選択肢が絞れました。)

  • 2018春 300みなし
  • 2017秋 中高齢寡婦加算
  • 2017春 300みなしで計算式が3つ消える
  • 2016秋 中高齢寡婦加算
  • 2016春 −
  • 2015秋 中高齢寡婦加算
  • 2015春 300みなし
  • 2014秋 300みなし
  • 2014春 300みなし
  • 2013秋 300みなし

短期か長期か加入履歴の最後で機械的に判断(2018春は除く) → 300みなしか中高齢寡婦加算かに着目 → 正解!

これで後半の設問もいけます。

受給資格短縮は気にする必要ないか・・

基本知識問題でも触れましたが、遺族厚生年金で長期要件に該当するためには10年では足りず、25年必要です。

10年でOKの寡婦年金とは異なるので注意です。

2017年8月から受給資格期間が短縮されましたが、遺族年金におけるこの考え方は従来と同じです。

ただ、年金加入歴が短期間の出題事例は見たことがありません。

知識としては知っておく必要がありますが、事例としては25年に達している事例しか出てこないと予想します。

なぜなら、短期要件に該当せず、受給資格期間が25年無いとなると遺族厚年が生じないので問題が作れないからです。

まとめます

死亡による給付が総登場の遺族給付の問題。

遺族給付全体の知識ではポイントを3つとりあげましたが、実質は1つ。

  1. 死亡一時金は支給されない 即消去
  2. 寡婦年金に注意 時期が違えば両方もらえる
  3. 子に障害がある場合に兄弟間の生年月日に注意

遺族厚生年金の年金額では押さえるべきポイントは1つ。

短期要件

  • 亡くなった時に厚生年金の被保険者だった:短期要件
  • 亡くなった時に国民年金の被保険者だった:長期要件
  • 初診日の記載があれば要注意

この見極めをしたうえで2つに注意

  • 300みなし短期だけ
  • 中高齢寡婦加算は長期の場合は要厚年20年

以上、これで遺族給付の得点は確実です!

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年金アドバイザー3級試験に初受験から2018年秋まで13回連続90点以上で合格中。満点は3回。個人賞は5回受賞。試験に対する考え方・勉強方法について絶対の自信を持っている。

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