年アド3級 年金資格

年アド3級基本13 年金の受給権・支給に関するルール 覚えることは1つだけです

投稿日:2018年8月6日 更新日:

メモ

この記事は2018年秋向けのものです

何が出題されている?

出題形式:誤っているものを選択

年金の受給権発生に絡んで、その支払いに関する周辺ルールが出題されます。

頻繁に正解になるのはある1つの知識です。

過去の正解を見るとそれがわかります。

過去9回の正解となった知識

  • 2018春 年金は支給すべき事由が生じた月の翌月分から権利が消滅した月分まで支給される
  • 2017秋 繰上げ支給の老齢基礎年金は請求日の属する月の翌月分から支給される
  • 2017春 未支給年金の請求者の範囲は死亡した者と生計を同じくしていた配偶者・子・父母・孫・祖父母・兄弟姉妹・3親等内の親族
  • 2016秋 年金は支給すべき事由が生じた月の翌月分から権利が消滅した月分まで支給される
  • 2016春 未支給年金の請求者の範囲は死亡した者と生計を同じくしていた配偶者・子・父母・孫・祖父母・兄弟姉妹・3親等内の親族
  • 2015秋 老齢厚生年金の権利は実施機関が裁定する
  • 2015春 繰上げ支給の老齢基礎年金は請求日の属する月の翌月分から支給される
  • 2014秋 年金は支給すべき事由が生じた月の翌月分から権利が消滅した月分まで支給される
  • 2014春 繰上げ支給の老齢基礎年金は請求日の属する月の翌月分から支給される

未支給年金の請求者の範囲や年金を裁定するのは誰かという論点がたまに正解になりますが、過去の傾向を見ても、正解になる知識は1つ。

年金は、いつからいつまで支給されるのか

過去9回中6回がこの知識で正解。

まずはここから押さえます。

出題傾向から年金制度を考える

イベント発生月の翌月分からイベント終了月の当月分まで

年金は、いつからいつまで支給されるか。

この「いつからいつまで」はバリエーションが3つあります。

  1. 年金支払いにおいて「いつからいつまで」か
  2. 年金支払の停止において「いつからいつまで」か
  3. 繰上げの請求をした場合に「いつから」か

3つのうち、出題があるのは1と3。

しかし覚えるのは1つだけなんです。

それは

イベント発生月の翌月分からイベント終了月の当月分まで

事例を交えて解説してみましょう。

支給期間の例:6月6日で65歳の誕生日を迎えたら7月分から

6月6日で65歳の誕生日を迎えた。

前日の6月5日で65歳に達している。

受給資格期間は満たしているとして6月5日に老齢基礎年金の受給権が生じる。

6月にイベント発生なので、翌月の7月分から受け取ることになります。

支給期間の例:9月9日で死亡したら9月分まで

9月9日で亡くなった。

9月9日で年金の権利は消滅。

9月にイベント終了なので、当月の9月分までを受け取ることができます。

が、本人は亡くなっているので受け取れない。

なぜなら生きていれば、10月に支給を受けたはずだから。

どうしても生前には受け取れない。

そこで、3親等内の親族が本人が受け取れなかった未支給分を受け取ることになります。

(下に続きます)

スポンサーリンク

停止期間の例:10月10日で被保険者になったら11月分から在職老齢年金

老齢厚生年金を受け取り開始後、10月10日に再就職。

厚生年金の被保険者になった。

被保険者になったので10月に支給停止のイベント発生

被保険者期間中は停止の可能性のある在職老齢年金を受け取る。

それは翌月分の11月分からとなります。

停止期間の例:3月3日で退職したら在職老齢年金は3月分まで

在職老齢年金を受け取り中。

3月3日で退職をした。

3月4日で被保険者資格を喪失。

その後1ヶ月間再就職しなかった。

すると、3月に支給停止解除のイベント発生。

当月分3月分までが停止の可能性のある在職老齢年金。

4月分からは停止の無い老齢厚生年金となります。

繰上げの例:7月7日に繰上げ請求したら8月分から

7月7日に年金事務所で繰上げ請求した。

すると、請求したその日に繰上げによる老齢基礎年金の権利が生じた。

すると、7月に支払いのイベント発生。

翌月分の8月分から受け取ることになります。

ちなみに、

請求して初めて年金権が生じるのものは年金制度のなかでいくつかありますが、繰上げはこの典型的な例です。

受給権が生じるためには請求の意思表示が必要ですので、それ以前に遡ることは絶対にありません。

結局覚えるのは1つだけ

  1. 年金権が生じたので支払いのイベントが発生した
  2. 支払い停止のイベントが発生した
  3. 繰上げ請求のイベントが発生した

バリエーションは3つありますが、”3”の繰上げも請求した日に年金権が生じるので、”1”と同じ。

実質は2つしかありません。しかも、”2”は出題されません。

イベント発生月の翌月分からイベント終了月の当月分まで

結局はこれだけを理解すればこの問題は乗り切れます。

一元化の影響を受けた年金裁定の主体

被用者年金一元化後の出題で特徴的な肢が登場しています。

それは、

老齢厚生年金の権利は実施機関が裁定する”

というもの。

これまで、厚生年金の給付は”厚生労働大臣が裁定する”となっていました。

ところが、

共済年金との一元化を経て、”実施機関が裁定する”と変わりました。

この点、

国民年金は依然として”厚生労働大臣が裁定する”(国年法16条)となっています。

こんな引掛けは未だされていませんが、一元化後の常識として押さえておきましょう。

未支給年金の範囲もあぶない

受給権者が死亡後に受け取れなかった分をその遺族が受け取る未支給年金。

厚生年金では未支給の保険給付と言いますが、中身は同じです。

平成26年の改正で3親等内の親族まで拡大されました。

肢の一つとして確実に並んでいます。

遺族の範囲をしっかり判定できるようにしておきます。

今回はこれが答えになる!

どんな時でも

年金がもらえるのはいつからいつまでか

は2つから3つは並んでいる重要知識です。

正解の作りやすさからすれば登場させやすい。

なぜなら”前月分まで”とか”請求した月から”とちょこっと変えるだけですから。

前回は

  • 年金は支給すべき事由が生じた月の翌月分から権利が消滅した月分まで支給される

が終わりをちょこっと変えて正解になりました。

今回はこれまでの傾向からいえば、この2つの可能性が高い。

  • 繰上げ支給の老齢基礎年金は請求日の属する月の翌月分から支給される
  • 未支給年金の請求者の範囲は死亡した者と生計を同じくしていた配偶者・子・父母・孫・祖父母・兄弟姉妹・3親等内の親族

前者はいつから支給されるかに注目。後者は請求者の範囲に注目。

これでこのテーマは取れます。

この記事が役に立ったら
いいね ! お願いします

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
シモムー3級モード

シモムー3級モード

年金アドバイザー3級試験に初受験から2018年まで12回連続90点以上で合格中。満点は3回。個人賞は5回受賞。試験に対する考え方・勉強方法について絶対の自信を持っている。

Copyright© 年金力養成講座 みんなのねんきん , 2018 All Rights Reserved.