年アド3級 年金資格

年アド3級基本17 特別支給の老齢厚生年金 秋は◯年以上に注意する!

投稿日:

メモ

この記事は2018年秋向けのものです

何が出題されている?

出題形式:正しいものを選択

60歳台前半の老齢厚生年金(特別支給の老齢厚生年金:以下「特老厚」)について、支給開始年齢や定額部分が受給できる特例の知識が問われます。

事例は受験する年の春試験「4月2日」か秋試験「10月2日」に60歳の誕生日を迎える人のケースで出題されます。

あらかじめ該当者の支給開始年齢を暗記して準備しておけます。

また、定額部分も受け取れる特例については長期加入者と障害者のケースが必ず出題されます(片方だけか両方ともか)。

支給開始年齢定額部分がもらえる特例の2つで全5肢のうち3から4肢を占めます。

また、

この問題も振替加算問題と続いて、「正しい」ものを選ばせる問題です。

2012年の秋までは「誤っている」ものを選ばせる問題だったのですが、なぜか2013年春以降正しいものを選ばせるものに変わっています。

前問と同様、出題者の要求に応える姿勢が必要です。

過去9回の正解となった知識

  • 2018春 女性の支給開始年齢の判定
  • 2017秋 ある年齢で報酬比例部分を繰上げできるか否か
  • 2017春 障害等級3級の状態にあり、退職していれば定額部分も支給される
  • 2016秋 受給資格期間を満たし、被保険者期間が1年以上あれば支給される
  • 2016春 被保険者期間が44年以上あり、退職していれば定額部分も支給される
  • 2015秋 受給資格期間を満たし、被保険者期間が1年以上あれば支給される
  • 2015春 障害等級3級の状態にあり、退職していれば定額部分も支給される
  • 2014秋 受給資格期間を満たし、被保険者期間が1年以上あれば支給される
  • 2014春 被保険者期間が44年以上あり、退職していれば定額部分も支給される

直近2回は過去に正解になったことがない知識で正解を作っており、若干傾向に変化が見られます。

よく正解になる知識は以下の3つ。

  • 一定の障害状態にあり、退職していれば定額部分も支給される → 障害者特例
  • 被保険者期間が44年以上あり、退職していれば定額部分も支給される → 長期加入特例
  • 受給資格期間を満たし、被保険者期間が1年以上あれば支給される → 特老厚の支給要件

正しいものを選ぶので難易度は若干高まりますが、3つの知識をしっかり押さえておけば正解にたどり着けるでしょう。

2018春も正解にはならなかったものの、上の3つはしっかり並んでいました。

出題傾向から年金制度を考える

支給開始年齢と定額部分受け取りの特例を中心に解説していきます。

今回出題予定の以下の生年月日の人物を前提に解説してみましょう。

支給開始年齢の注意点

今回の対象者:昭和33年10月2日生まれ

男性は63歳、女性は61歳、両者に定額部分は無し

  • 男性の支給開始年齢は報酬比例部分のみ63歳から
  • 女性の支給開始年齢は報酬比例部分のみ61歳から
  • 男女ともに定額部分の支給はない
  • 男女ともに報酬比例部分の支給がされる前までに繰上げ請求が可能

前回の分析では、

シモムー
2018春試験で目新しいのは女性。いよいよ報酬比例部分の支給引き上げが始まりました。これは確実に出そうです。

見事、この知識が正解となりました。作問者は何が大事かよくわかっています。

ところで、以上の情報だけ暗記しておけば良いのですが、暗記せずに現場で思い出す場合はこんな覚え方はどうでしょう。

年金アドバイザー試験のための特老厚の支給開始年齢を鼻歌を歌いながら思い出す方法

目次1 どんなテクニック?2 こんなことをします2.1 男性は「28」から2.2 女性は「33」から2.3 女性の定額部分は「21」から3 まとめます どんなテクニック? 年金アドバイザー試験では特別 ...

技能・応用問題でも使えますのでこの際、このテクニックを覚えておくのが良いと思います。

共済年金の加入期間があるとどうなるか

出題は

「民間会社のみに勤務した」

という設定で出題されています。

ですので、

試験対策上は共済加入経験者は考えなくて良いです。

試験対策から離れて、一元化制度の理解をする上では”女性”に注意です。

つまり、

例えば、民間企業時代の厚生年金は60歳から受け取るが、公務員時代の厚生年金は63歳からというように支給開始年齢が異なるからです。

同じ報酬比例部分でも支給時期が2段階に分かれるのが特徴です。

なぜなら、共済から支給される老齢厚生年金の支給開始年齢は男女の差が無く、日本年金機構から支給される老齢厚生年金は女性は5年遅れの支給開始だからです。

ただ、まぁ、そこまでは出題は無いと思いますけど、チラッと頭にいれておきます。

(下に続きます)

スポンサーリンク

定額部分がもらえる特例

定額部分が支給される特例の知識については以下の項目を抑えておけば足ります。

  • 特例に該当すると報酬比例部分に加えて定額部分・加給年金額が加算される
  • 特例に該当しても報酬比例部分がもらえる年齢にならないと年金自体が受け取れない
  • 44年以上加入した長期加入者・障害者共に厚生年金の被保険者でない(退職している)こと
  • 障害者の場合は3級状態でも該当する
  • 障害者の場合、障害状態にあると判断される日まで遡って特例に該当する

特に、

被保険者になっている(在職者)と特例に該当しない

という条件はよく間違いを作る箇所ですからしっかり注目です。

繰上げと1年以上の支給要件も大事

支給開始年齢と定額部分開始の特例の2大分野以外では

  • 報酬比例部分を繰り上げる場合は老齢基礎年金も一緒に繰り上げる
  • 支給要件として被保険者期間が1年以上必要

も注意です。

前者の場合は、報酬比例部分が支給されるまでの間に繰上げ請求することができます。

繰上げにより”経過的な繰上げ支給の老齢厚生年金”の受給をします。

これは詳しくは技能・応用で必ず出るテーマなのでそちらで詳細を理解しておきます。

また、老齢厚生年金を繰上げると必ず老齢基礎年金も繰上げる必要があります。

老齢厚生だけを繰上げるというわけにはいきません。

また、

後者は誤りを作る場合は”1カ月以上”として登場させます。

よくこの形で誤りを作るのでしっかり頭にいれます。

今回はこれが答えになる!

単純暗記だけの知識で正解となることはほとんどない

過去の正解となる知識の傾向を見る限り、

”一般男性の支給開始年齢は○○歳から”という単純暗記だけの知識で正解となることはほとんどありません。

この問題の正解は年齢を判定させる肢以外にありそうだということをまず意識しておきましょう。

前回は、女性の支給開始年齢が引き上げられた点が注目だったので正解となりましたが、今回はどうでしょう。

いつもの傾向からすれば、今回はこの知識で正解にはしないと思っています。

今回は”1年以上”が怪しいか

今回は”受給資格期間を満たし、被保険者期間が1年以上あれば支給される” が怪しいと考えています。

というのも、秋試験でこの知識を正解にすることが3年も続いていたからです。

2017秋試験は変わった知識で正解としましたが、依然として”秋は「1年以上」”が危ない。

今回も当てに行きます!

この記事が役に立ったら
いいね ! お願いします

事例で年金を学ぶ「年金ケーススタディ」
  • この記事を書いた人
  • 最新記事
シモムー3級モード

シモムー3級モード

年金アドバイザー3級試験に初受験から2018年まで12回連続90点以上で合格中。満点は3回。個人賞は5回受賞。試験に対する考え方・勉強方法について絶対の自信を持っている。

Copyright© 年金力養成講座みんなのねんきん , 2018 All Rights Reserved.