年アド3級 年アド3級各問分析

年アド3級基本20 在職老齢年金 常連化した高在老が楽勝の理由とは

投稿日:2018年5月16日 更新日:

メモ

この記事は2019年秋向けのものです

何が出題されている?

出題形式:誤っているものを選択

2018春に史上初!

基本知識問題で在職老齢年金(在老)が出題されました。

な、なんだとー?と心の中で叫んだものです。

案の定2018秋・2019春も引き続いて出題。

今後も常連として出題しつづけると思います。

過去10回の正解となった知識

    • 2019春 報酬比例部分が全額停止となっても老齢基礎年金は停止とならない
    • 2018秋 基本月額は経過的加算を含まない
    • 2018春 支給停止調整額を超えた場合に超えた額の2分の1が停止となる
    • これより前は出題なし

出題は65歳からのいわゆる高在老の仕組みが出題されます。

技能応用問題では60歳台前半の雇用保険(継続給付)との調整と併せて低在老が出題されますので、敢えてこちらは高在老です。

3回の出題実績しかありませんが、とりあえず出題された肢から高在老の仕組みを解説してみます。

出題傾向から年金制度を考える

基本月額に含まれないものに注意する

在職老齢年金を計算するうえで、年金減額の対象となる年金額を把握する必要があります。

まず、

同じ老齢年金とはいっても、老齢基礎年金は対象外です。

2019春は老齢基礎年金に影響が及ぶという肢が正解となりました。

老齢基礎は一切関係ありませんので。

在職老齢年金は老齢厚生年金に対する調整の仕組みであることは基本中の基本です。

そして、

老齢厚生年金の年金額は3つの構造で成り立っていますが、在老の対象になるのは基本年金額(報酬比例額)だけです。

  • 給年金額
  • 経過的
  • 基本年金額(報酬比例額) ← ここだけ

ちなみに、66歳以降で繰下げ受給すると、繰下げによる増額分が加算されますが、この繰下げ算額も対象外です。

例えば、67歳で繰下げの申出をして増額した老齢厚生年金を受給している。

で、申出後に適用事業所に勤め始めたので在老の影響を受ける。

結論、繰下げ加算額は調整の対象にならないということです。

つまり、基本月額には「」という字が入るものは高在老では調整の対象にならないことを押さえておきます。

2018秋はこの点が正解となりました。

総報酬月額相当額は低在老も高在老も同じ

在老は直近1年間のボーナスと今の月給から年金の減額を決めます。

この直近1年間のボーナスと月給を”総報酬月額相当額”といいますが、60歳台前半の低在老も高在老も同じ考え方をします。

同様の算式を用いて算出する

と、出題がされましたが全くそのとおりです。

減額のラインを超えたら超えた額の2分の1を止める

年金額と報酬の合算額が世間相場を超えると、超えた額の2分の1を止めるというのが在老の仕組み。

2018春はこの”2分の1”が抜けていました。

年金を普通に勉強している人だったらすぐに見抜けたんじゃないかと思います。

(下に続きます)

基本年金額が少しでも出ていたら加給年金額は全額もらえる

仮に在老計算の結果、基本年金額(報酬比例部分)は全額停止とならず1円でも支給されたとします。

すると、加給年金額は全額受け取れます。

加給年金額はゼロか100の世界で、もらえるなら全額もらえる、もらえないなら一切もらえないというものです。

例えば、半額だけもらえるという一部支給のルールはありません。

また、

あくまで、基本年金額(報酬比例額)が1円でも支給停止される状態でなければいけません。

報酬比例額は全額停止でも経過的加算がもらえるんだから1円でも支給されるじゃないか! → だから加給年金もOK

とはなりません。

基本部分(ベースの部分)に支給がなければ、加算部分に加算するというわけにはいきません。

70歳以上で厚生年金から抜けても在老は対象になる

在老は年金を受け取りながら厚生年金の被保険者になる場合に減額となる仕組み。

だったのですが、平成19年からは70歳以上の人も対象になっています。

本来であれば、

70歳に達した日に厚生年金の被保険者資格を喪失するので、お役目御免となりそう。

ですが、70歳以降も引き続き社会保険に入るであろう働き方をすると、現役世代と同じく年金減額の対象となります。

70歳以上でも対象になることさえ押さえておけばいいでしょう。

今回はこれが答えになる!

2018春に登場したこのテーマ。

登場直後の分析では、

シモムー
まずは出題があるのか無いのかということから考えると、私はこれからも常連のテーマになるのではないかと想像しています。

在老は最近作られた制度ではないので、改正直後のようなイレギュラーなものではありません。

ですので、これからも出題がありそうだと考えましたが、3回連続で出題が続いています。

そして、

出題される内容は今回の分析が役に立つと思います。

  • 基本月額の定義
  • 総報酬月額相当額の定義
  • 停止額の算出
  • 70歳以上でも適用あり
  • 加給年金の扱い

2018春秋2019春もこの5つしか出題されていません。

この中から正解を作るはずなので、5つだけしっかり理解。これは楽勝問題です!

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年金アドバイザー3級試験に初受験から2018年秋まで13回連続90点以上で合格中。満点は3回。個人賞は5回受賞。試験に対する考え方・勉強方法について絶対の自信を持っている。

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