年アド3級 年アド3級各問分析

【2020春最新版】年アド3級基本5 国民年金の被保険者 3号を押さえるだけ?の法則とは

投稿日:2018年4月25日 更新日:


シモムー

みんなのねんきん主任講師

何が出題されている?

出題形式:誤っているものを選択

国民年金の第1号から第3号までの強制被保険者および任意加入被保険者の要件が問われます。

テーマ自体が誰でも勉強しているもので、かつ、内容も難しくはないので必ず得点できないとまずいです。

正解になる知識は結構偏りがあったんですが、2017春から聞いたことがない知識が正解になりました。

なんとなく、これまでの正解のルールを変えようという雰囲気が感じられます。

過去10回の正解となった知識

  • 2019秋 第2号被保険者が厚生年金の被保険者でなくなれば第3号は第1号被保険者への種別変更届が必要
  • 2019春 在外邦人も60歳以上の任意加入被保険者になれる
  • 2018秋 第3号扶養認定の際に障害基礎年金は年間収入として評価される
  • 2018春 老齢基礎年金を受け取れる第2号被保険者が65歳になるとその被扶養配偶者は第3号でなくなる
  • 2017秋 第2号被保険者が厚生年金の被保険者でなくなれば第3号は第1号被保険者への種別変更届が必要
  • 2017春 在外邦人も60歳以上の任意加入被保険者になれる
  • 2016秋 老齢基礎年金を受け取れる第2号被保険者が65歳になるとその被扶養配偶者は第3号でなくなる
  • 2016春 第3号扶養認定の際に障害基礎年金は年間収入として評価される
  • 2015秋 老齢基礎年金を受け取れる第2号被保険者が65歳になるとその被扶養配偶者は第3号でなくなる
  • 2015春 第3号扶養認定の際に障害基礎年金は年間収入として評価される

こうしてみると、”国民年金の被保険者”がテーマですが多くは”第3号被保険者”の論点を中心に出題がされます。

毎度5肢のうち3肢程度並んでいます。

たまに在外邦人の任意加入のテーマが正解になっていますが、まずは3号の論点から確実に押さえていくことが大事です。

出題傾向から年金制度を考える

正解となる頻度の高い3つの知識を解説します。

障害年金の収入は扶養認定で考慮される

障害年金受給者が第3号被保険者に該当するか?

障害基礎年金の収入は年間収入に含まれない

という誤りの作り方をします。(答えは”含まれる”)

なんとなく、障害年金は除外しそうな感じがしますよね。

実際、障害年金は非課税ですし。

ここで、

第3号被保険者に該当するか否かの認定基準は年収で判断されます。

年収が130万円以上であれば、配偶者に生活を頼っている状態ではない=自立できていると判断して扶養の認定は受けられません。

そして、その収入は継続的なものかどうかで判断されます。

とすれば、

障害年金はもちろん、遺族年金や雇用保険の失業給付は継続的に受け取るお金なわけですから、それらを含めて扶養か否かの判断がされます。

ポイントとなるのは継続的に得られるものかどうかという点です(失業給付は期間が短いですが継続的と判定されます)。

ですので、一時的にもらったものは収入には判定されません。

宝くじの当選金はその代表例です。

障害年金や遺族年金受給者は年金に入らなくてよい?

障害基礎年金をもらっていても、条件に合えば国民年金の強制被保険者です。

形式的には定義上、障害基礎年金をもらっていることを理由とした除外がないから。

実質的に考えてみると、任意加入の仕組みにした場合、老齢基礎年金や遺族基礎年金の保障を受けられない可能性が生じます。

障害基礎年金は症状が改善すれば受け取れなくなる可能性がある。

だから、

老後に備えて老齢基礎年金の保障を受けられるようにする。

ですから、強制被保険者にさせる意義があります

ただし、第1号被保険者の場合は保険料の免除が受けられます。

収入に関係なく法定免除となります。

また、遺族基礎年金の受給者の場合は第1号か?という出題がありますが同様に考えるだけ。

2018春秋、2019春秋はこの形で出題がされています。

(下に続きます)

第3号被保険者は第2号被保険者あっての立場

定番の出題として、第2号被保険者と第3号被保険者との関係があります。

正解になるならないに関係なくほぼ確実に肢として並んでいます。

ここでその内容をしっかり押さえておきましょう。

まず、

第2号被保険者は老齢基礎年金の受給資格期間を満たせていれば65歳で資格を喪失します。

つまり、第2号被保険者でなくなります。

【みんなのねんきん】老齢基礎年金の受給資格を満たす第2号被保険者は65歳で資格喪失する

(クリックで拡大)

ただ、この場合でも70歳に達するまでは厚生年金の資格は継続します。

あくまで、国民年金における現役の立場を卒業するということ。

これはなぜかというと、

国民年金の被保険者にさせておく意味がないからなんです。

受給資格期間を満たしているなら65歳で老齢基礎年金の権利が生じます。

この年金は働いていても減額は無いですし、このまま国民年金上の被保険者を続けても保険料納付済期間にもならない。

第2号被保険者は20歳未満と60歳以上の期間は保険料納付済期間になりません。

だから、国民年金上は現役の立場から退いてもらうということなんです。

逆に言うと、老齢基礎年金の受給資格を満たせなければ第2号被保険者は続きます。

【みんなのねんきん】老齢基礎年金の受給資格を満たせない第2号被保険者は65歳以降も資格継続

(クリックで拡大)

出題は老齢基礎年金の受給資格を満たしたケースで出題があります。

つまり、第2号被保険者でなくなるという前提です。

そして、

第2号被保険者でなくなれば連動して第3号被保険者にもなれなくなります

第3号被保険者は第2号被保険者の被扶養配偶者であることが要求されるから。

下の図では第2号被保険者を卒業したことに連動して第3号から第1号被保険者になります。

【みんなのねんきん】老齢基礎年金の受給資格を満たす第2号被保険者は65歳で資格喪失すると第3号被保険者は第1号被保険者へと種別変更する

(クリックで拡大)

この場合、第3号被保険者は第1号被保険者への種別変更が必要なので市区町村役場にでかけます。

この点も出題がありますから一緒に押さえます。

結論、

第3号被保険者はあくまで第2号被保険者あっての立場であることを理解します。

さて、

2016秋試験ではちょっとひねった形の出題でした。

”特老厚受給中の65歳未満の厚年被保険者の披扶養配偶者は60歳未満でも3号にならない”

(誤り:厚年被保険者が65歳になっていないので、3号にはなれる

特老厚受給中ということは、老齢基礎年金を受給する受給資格は満たしている。

しかし、まだ65歳になっていないので、第2号被保険者です。

とすれば、第3号被保険者になれる。

表現を変えても問われることは同じ。

この論点は毎回登場しますので確実に理解します。

今回はこれが答えになる!

正解がランダムなので正解の予想は無理そうです。

ただ、過去の正解になる知識は多くが第3号被保険者に関するものばかり。

予想はできないまでも、第3号被保険者に関する論点は確実に押さえます。

これまでの正解になった知識のうち、第3号関連は以下のとおり。

  1. 第3号の扶養認定の際に障害基礎年金は年間収入として評価される
  2. 老齢基礎年金を受け取れる第2号被保険者が65歳になるとその被扶養配偶者は第3号でなくなる
  3. 第2号被保険者が厚生年金の被保険者でなくなれば第3号は第1号被保険者への種別変更届が必要

上の3号論点の3大論点は2018秋、2019春秋は全て並んでいました。

前回の予想では、

シモムー
2019春は上の3つ以外が正解となったので、今回は3つの中から正解になると予想しておきます

3が正解となったので的中。

今回は少しあいだが空いている3大論点の2つめ、65歳以上の第2号被保険者との関係が危ないと予想しておきます。

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年金アドバイザー3級試験に初受験から2019年春まで14回連続90点以上で合格中。満点は3回。個人賞は5回受賞。試験に対する考え方・勉強方法について絶対の自信を持っている。

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