発表!2017年最も読まれた年金記事は?今回はあの事件も入っています|みんなのねんきん


シモムー

みんなのねんきん主任講師

どんなニュース?簡単に言うと

昨年2017年1年間で最も読まれた記事をまとめてみました。「みんなのねんきん」ブログで皆さんがどんな記事に興味を持っているのか。閲覧数によるトップ5をご紹介します。意外にも2016年から引き続きランクインしている記事が3つも!例の事件も登場します。

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どんなニュース?もう少し詳しく!

この1年間で最も読まれた記事は何なのか?

この集計をすることで「みんなのねんきん」ブログの読者がどういう記事に興味があるのか、またどういった人が読んでくれているのか、おおよその見当がつきます。

それをもとにして、新しい記事を書く参考にしています。

さて、毎年この集計は年明けにやっているのですが、今年はうっかりしていて今頃に。

というわけで、2017年2月から2018年2月までの集計をしてみました。

ちなみに、

一昨年2016年はこんなでした。

発表!2016年最も読まれた記事は?第1位はアレでした|みんなのねんきん

どんなニュース?簡単に言うと 昨年2016年1年間で最も読まれた記事をまとめてみました。「みんなのねんきん」ブログで皆さんがどんな記事に興味を持っているのか。閲覧数によるトップ5をご紹介します。今読み ...

2017年はどうだったでしょうか。

今回は2018年2月6日現在で最も読まれた記事5つをカウントダウン形式でご紹介していきます。

第5位 振替加算で600億円の支給漏れが発覚!急いで調べてみた

振替加算で600億円の支給漏れが発覚!急いで調べてみた|みんなのねんきん

どんなニュース?簡単に言うと 振替加算が約600億円、10万人に対する支給漏れが生じているとのこと。日本年金機構の自主的な調査で発覚しました。新聞・テレビの報道や日本年金機構発表の資料から、振替加算の ...

(2017年9月14日公開 閲覧率39.9% 2017年初登場)

そう言えばありました。

大きな不祥事が。

一時期大きな話題になりましたが、12月の最終調査で新たな問題は無かったとのことでした。

今読み返してみてこう思う

年金制度は昭和60年に改正された仕組みの完成に向かって過渡期にあります。

振替加算はこの過渡期のなかで不利益を受けないよう支給されるもの。

まさに過渡期を象徴する仕組みと言えます。

不利益を受けないようにとの趣旨ですから、対象者を限定していますし、もらえるかどうかの判定も難しい。

年金の仕組みが難しいのはこういった経過措置が複雑怪奇なところだと思います。

仕組みが複雑ならば人手を介さずにコンピューターで自動処理すべきなんですが、この支給漏れ問題は手作業でやっていた部分が原因とのことでした。

その後コラムをまとめています。こんなんじゃミスが起こるのは当然じゃないかと思いました。

振替加算の支給漏れ原因をシモムーが詳しく分析してみた 第1回/全4回|みんなのねんきん

どんなニュース?簡単に言うと 振替加算の支給漏れ事件が報道されたのは2017年9月のこと。あれから2カ月。今月11月には未払い分が支払われます。今回は支給漏れの原因について厚生労働省発表の資料からより ...

振替加算の支給漏れ原因をシモムーが詳しく分析してみた 第2回/全4回|みんなのねんきん

どんなニュース?簡単に言うと 振替加算の支給漏れ事件が報道されたのは2017年9月のこと。あれから2カ月。今月11月には未払い分が支払われます。今回は支給漏れの原因について厚生労働省発表の資料からより ...

振替加算の支給漏れ原因をシモムーが詳しく分析してみた 第3回/全4回|みんなのねんきん

どんなニュース?簡単に言うと 振替加算の支給漏れ事件が報道されたのは2017年9月のこと。あれから2カ月。今月11月には未払い分が支払われました。今回は支給漏れの原因について厚生労働省発表の資料からよ ...

振替加算の支給漏れ原因をシモムーが詳しく分析してみた 第4回/全4回|みんなのねんきん

どんなニュース?簡単に言うと 振替加算の支給漏れ事件が報道されたのは2017年9月のこと。2017年11月には未払い分が支払われました。今回は支給漏れの原因について厚生労働省発表の資料からより詳しい原 ...

第4位 パートタイマーも社会保険に入る!2016年秋からハードルが低くなるその内容とは?

パートタイマーも社会保険に入る!2016年秋からハードルが低くなるその内容とは?|みんなのねんきん

出典記事が発表された日:2016年5月16日 どんなニュース?簡単に言うと 2016年10月よりパートタイマー・アルバイトの社会保険加入の条件が緩くなります。施行まであと半年というところで、日本年金機 ...

(2016年5月19日公開 閲覧率57.3% 2016年ランキング第4位)

奇しくも昨年と同じ第4位につけたのがこのパートタイマーと社会保険加入の話題。

1年以上経過する以前の記事なのに依然として読者の皆さんの興味があることがわかります。

今読み返してみてこう思う

一読して、「なんだ、よくまとまっているじゃないか」

と自画自賛してみます・・・。

記事の中にメリットとしてありますが、やはり社会保険に入れるなら入った方が良いです。

手取りが減るというデメリットはもちろんありますが、結局、年金を多くもらいたいなら、保険料を納めるしかないんですから。

事業主も半分の負担をしてくれるというのは国民年金にはない仕組みですからね。

第3位 知ってます?6月に届く年金の通知書 これ何?いつ?誰に?編

知ってます?6月に届く年金の通知書 これ何?いつ?誰に?編|みんなのねんきん

どんなニュース?簡単に言うと 毎年6月は新年度の年金が初めて振り込まれる月。合わせて関連の書類が届くことになっています。今回はこの時期に送られる通知の特徴や注意点を解説します。今回は通知が送られる理由 ...

(2017年6月5日公開 閲覧率59.7% 2017年初登場)

年度最初の年金が支給される6月のタイミングで公開した記事。

今読み返してみてこう思う

年金額改定通知書と振込通知書を解説した記事。

2018年度は2017年度と同じ年金額ですから今年の6月は改定通知書は送られないってことですね。

送るなら全部送る。

送らないなら送らない。

年金って申請書類から通知書類まで、条件によるフォーマットが細かすぎるので、結局わかりづらいと感じます。

ちなみに、

続きの記事も参考までに。

知ってます?6月に届く年金の通知書 中身の何に注意する?編|みんなのねんきん

どんなニュース?簡単に言うと 毎年6月は新年度の年金が初めて振り込まれる月。合わせて関連の書類が届くことになっています。今回はこの時期に送られる通知の特徴や注意点を解説します。今回は通知の中身で注意す ...

知ってます?6月に届く年金の通知書 再発行と雑学編|みんなのねんきん

どんなニュース?簡単に言うと 毎年6月は新年度の年金が初めて振り込まれる月。合わせて関連の書類が届くことになっています。6月に届く通知書の今回は再発行の注意と雑学をまとめました。 どんなニュース?もう ...

 

第2位 発表!新基準!精神・知的障害の認定はこう変わる!

発表!新基準!精神・知的障害の認定はこう変わる!|みんなのねんきん

どんなニュース?簡単に言うと 障害年金の決定に地域差があるとの報道を受け、厚生労働省は1年以上かけて格差是正のためのガイドライン策定を進めてきました。2016年9月。ようやくこのガイドラインが動き出し ...

(2016年9月2日公開 閲覧率69.3% 2016年ランキング圏外)

2016年1年のランキングではTOP5に入らなかったのですが、ジワジワと閲覧されて第2位に。

最近は精神に不調をきたす方が増えているようですから注目度が高いのもわかります。

今読み返してみてこう思う

地域ごとに審査をする仕組みの障害基礎年金。

発端は地域により審査基準に差があるのではないかという報道からでした。

それから1年以上かけて審査基準のガイドラインが作られ運用に至ったわけです。

そもそも地域差が出ないように統一した基準を使うという発想が最初に無かったのが不思議で仕方ありません。

第1位 2016通常国会 年金改正案提出!年金はこう変わる 年金受取世代編

2016通常国会 年金改正案提出!年金はこう変わる 年金受取世代編|みんなのねんきん

どんなニュース?簡単に言うと 2016年1月から開会している通常国会に年金制度改正の法律案が提出されました。その具体的な中身を噛み砕いて説明してみます。思った以上に大きな影響がありそうな改正案。今回は ...

(2016年3月24日公開 閲覧率:88.7% 2016年ランキング第2位)

昨年第2位だったこの記事が栄光の第1位。

2016年に国会に提出されその後に改正は成立。

現在、順番に施行を待っているところです。

今読み返してみてこう思う

改正された法律の中身は一言で言うと、年金増額を抑える仕組みを徹底させるということ。

背景には、平成16年の改正で改められた増額を抑える仕組みがほとんど機能していないことにあります。

現役世代の保険料は着実に増えたのに、想定通りに年金の抑制が進んでいない。

2018年度は年金額は前年度維持となりましたが、こうなるとマクロ経済スライド(物価・賃金に関係なく年金額を減らす仕組み)も使えない。

このままでは世代間の格差は広がり、年金制度を持続させることも困難・・・。

これらを問題視した結果が今回の法律改正なわけです。

これから3年くらいに掛けて徐々に施行されていきますから、この記事はますます上位に君臨すると思われます。

今回のニュースまとめ

今回のニュースは2017年2月から1年の閲覧数ランキングの発表でした。

  • 第5位 振替加算で600億円の支給漏れが発覚!急いで調べてみた
  • 第4位 パートタイマーも社会保険に入る!今年秋からハードルが低くなるその内容とは?
  • 第3位 知ってます?6月に届く年金の通知書 これ何?いつ?誰に?編
  • 第2位 発表!新基準!精神・知的障害の認定はこう変わる!
  • 第1位 2016通常国会 年金改正案提出!年金はこう変わる 年金受取世代編

こうしてみると、やはりと言うべきか年金支給に関するルールが3つを占めました(1位、3位、5位)。

障害年金やパートタイマーの社会保険は現役世代の人たちが関係するルールですから、比較的若い人たちも読んでくれているのかなと思います。

年金がテーマなので年齢層が高くなるのは想定の範囲内。

ですが、私は自分と同じ世代の人たちも読める内容のものを書きたいと思っているので、こちらもある程度は想定通りかなと思っています。

(ちなみに私シモムーは40歳代です)

年金を支えているのは紛れもなく、保険料を納めている我々現役世代。

そういった人たちにもわかるようなものをこれからも執筆したいと思っています。

引き続きこの1年もよろしくお願いいたします。

出典・参考にした情報源

今回はありません



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シモムー

日本年金機構の年金相談コールセンターにて新人研修講師を担当しながら社労士試験予備校にて講師を経験。2014年より公的年金の情報を初心者目線で解説する「みんなのねんきん」サイトで情報提供開始。年金を事例で学ぶ「年金ケーススタディ」で全問題の作問と解説を担当。登録者数2000人超のYouTubeチャンネル「シモムーシェフの年金論点4分クッキング」では年金の論点を4分で解説中。具体例やイメージで理解できる情報提供を心がけている。2020年3月、障害年金手続き代行に特化した「みんなのねんきん社会保険労務士法人」設立。2021年6月から障害年金手続きのノウハウを提供する「障害年金カウンセラー養成講座」で講師としても活躍する。